2017.04.18 東京海上日動あんしん生命、就業不能保障の販売が好調
東京海上日動あんしん生命では、昨年11月2日に前商品をリニューアルして発売した「家計保障定期保険NEO 就業不能保障プラン」(注)の販売件数が5カ月で前年比約2.3倍と好調だ。2012年10月に発売した前商品は毎月一定の金額が支払われることで好評だったが、新商品では一時金の支払いを追加し、保険期間満了時年齢の上限を従来の65歳から75歳に引き上げるなど、ニーズに応じた大幅改良をしたことで人気がアップしている。また、女性契約率を高めようと発売1年前から取り組みを開始したプロジェクトチーム(PT)の活動も奏功。すでに当面の目標である女性契約率30%に対して25%を達成している。 同商品では、5疾病(がん、急性心筋梗塞、脳卒中、肝硬変、慢性腎不全)で所定の就業不能状態が継続、または所定の要介護状態が継続した場合に、毎月給料のように給付金が受け取れる。一度、就業不能状態や要介護状態が認定されると、毎年申告する必要がなく、契約時に決めた給付金支払期間中は給付金を受け取り続けることができる。さらに今回のリニューアルによって、入院などのさまざまな初期費用に活用できる2種類の一時金を用意。また、同社で初めて喫煙状況などに応じて保険料が割安になる非喫煙者保険料率を導入した。契約者層は30歳代が約4割、40歳代が約3割で、働き盛りの30、40歳代が全体の7割以上を占めている。 女性への拡販を目指したPTは本社メンバーと代理店を支援する北関東甲信越営業支援部の女性営業担当者で構成。同商品の意義や認知度を高めるための女性に向けた新パンフレット「人生旅行プランニングBOOK」で、女性からの関心を高めることにも成功しており、PTでの検討成果が出た。女性の代理店営業担当者(プロモーター)が東京・大阪では全体の4割を占めるなど、女性から説明する機会が増えたことも認知度アップにつながっている。同商品では、発売当初のテレビCM放映や新聞への全面広告やポスター制作も行った。CMは、さまざまな職業の人に「急に働けなくなったらどうしますか?」と問い掛けるドキュメントの「働く人々の声」篇と、同商品に携わる同社社員へのインタビューを基に制作した「社員の想い」篇の2本。広告・ポスターは、「働くあなたに考えてほしい。『働けない日々』というリスク。」と、あえて文字だけで構成。見た人に、読んで感じてもらう内容にしている。 営業企画部企画グループの高澤連央課長代理は「働けなくなった状況を想起できるように図や絵を用いたパンフレットや人生を旅に例えた読み物風の女性向けパンフレットなどは、営業担当者からも好評だ。働けなくなった際の保障に対する認知度は着実に高まっており、今後も一人でも多くのお客さまに『あんしん』をお届けしていきたい」としている。 (注)正式名称は、家計保障定期保険〈無解約返戻金型〉特定疾病・重度介護保険料払込免除特則、5疾病・重度介護家計保障特約付加。