2022.02.15 メットライフ生命 介護定期保険「ブライトビジョン」発売、経営者向けと従業員保障
メットライフ生命は2月2日から、法人向け商品「ブライトビジョン」(正式名称:災害保障期間設定型介護定期保険)の販売を開始した。経営者の死亡や介護リスク、勇退時の備え(生存退職慰労金)としてのほか、従業員に対する福利厚生の充実のための手段として活用することができる保険となっている。
「ブライトビジョン」は、①死亡・介護について一定期間を保障②経営者向けの「解約返戻金を抑制しないプラン」と従業員保障の「保険期間を通じて解約返戻金が抑制されているプラン」(低解約返戻金特則付)の2プランを用意③所定の告知項目に該当しなければ保険金額にかかわらず、申し込み時に医師による診査は不要―の3点が特徴。
保障内容は、保険期間が第1保険期間(10年間)と第2保険期間に区分され、第1保険期間は「不慮の事故による傷害または感染症」を原因とする死亡(災害死亡)を重点的に保障し、第2保険期間は「死亡」と「介護」を幅広く保障する。
第1保険期間については、被保険者が①不慮の事故による傷害を直接の原因として、その事故の日から180日以内に死亡したとき②所定の感染症を直接の原因として死亡したとき―に災害死亡保険金として保険金額を支払い、災害死亡保険金が支払われる場合を除く事由で死亡したときは、死亡給付金として支払事由に該当した日の責任準備金相当額を支払う。また、責任開始時以後に生じた疾病または傷害により、①公的介護保険制度で要介護2以上の認定が効力を生じたとき②所定の認知症による要介護状態に該当し180日継続したとき(医師による診断確定が必要、以下同じ)③所定の機能障害による要介護状態に該当し180日継続したとき―のいずれかに該当したとき、介護給付金として支払事由に該当した日の責任準備金相当額を支払う。
第2保険期間については、被保険者が第2保険期間中に死亡したときに死亡保険金として保険金額を支払う。また、責任開始時以後に生じた疾病または傷害により、第2保険期間中に、責任開始時以後に初めて、①公的介護保険制度で要介護2以上の認定が効力を生じたとき②所定の認知症による要介護状態に該当し180日継続したとき③所定の機能障害による要介護状態に該当し180日継続したとき―のいずれかに該当したとき、介護給付金として保険金額を支払う。
「解約返戻金を抑制しないプラン」は、被保険者の性別・年齢により保険期間が異なり、経営者向けとして推奨できるプラン。経営者が死亡した場合に、事業保障資金・死亡退職慰労金・弔慰金として、また勇退時の場合には解約返戻金を生存退職慰労金の原資として活用できる。
「保険期間を通じて解約返戻金が抑制されているプラン」(低解約返戻金特則付)は、従業員向けプランとして推奨しているもので、被保険者の性別・年齢にかかわらず、保険期間は100歳満了で、解約返戻金額は、解約返戻金を抑制しない場合の解約返戻金額に対して所定の低解約返戻金割合を乗じた金額となる。従業員への「弔慰金・死亡退職金制度」の運営などに活用することで、福利厚生の充実を図ることができ、解約返戻金は生存退職金の原資として活用できる。
「解約返戻金を抑制しないプラン」で保険金額1億円、年払・口座振替料率の保険料は、40歳男性の場合、保険期間・保険料払込期間が87歳満了で247万6000円、同女性で同89歳満了で227万7600円、50歳男性で同84歳満了で268万1400円、同女性で同86歳満了で234万6800円、60歳男性で同84歳満了で334万7100円、同女性で同84歳満了で253万9400円―となる。
また、「保険期間を通じて解約返戻金が抑制されているプラン(低解約返戻金特則付)」で保険金額1000万円、保険期間・保険料払込期間がいずれも100歳満了の場合の年払・口座振替料率の保険料は、20歳男性で18万5260円、同女性で17万3630円、30歳男性で22万2710円、同女性で20万6620円、40歳男性で27万7300円、同女性で25万3820円、50歳男性で35万8190円、同女性で32万5320円―となる。
メットライフ生命では、「『ブライトビジョン』という商品名には、本商品が提供する『経営者のもしものときの安心』や『従業員が安心して働き続けることができる環境づくりのサポート』により、お客さまの会社の輝かしい発展と安定につなげていただきたいという思いが込められている」としており、経営者への案内を通じて、会社経営の発展と安定をサポートしていくとしている。