2021.03.25 Mysurance 「学生スマホ保険」を発売、法律相談サービスを無料セット[2021年3月9日]
Mysurance(損保ジャパン子会社の少額短期保険会社)は3月9日、「学生スマホ保険」を発売した。スマートフォンを持つ学生(小・中・高・大学生、大学院生、専門学校生など)やその保護者に、万が一のスマホトラブルへの備えを提供するもので、「低廉な保険料でスマホトラブル時の法律相談サービスをセットしていること」「格安スマホ市場が拡大していること」「入学・進学や進級に合わせて保護者が子どもにスマホを買い与えるタイミングに合致したこと」などから反響が大きく、問い合わせや申し込みが急増しているという。
同社では、昨年2月から提供している格安スマホ/SIM専用「スマホ保険」の販売が好調に推移している。今回の「学生スマホ保険」は、スマホ保険で提供しているライトプラン(月額保険料200円)とスタンダートプラン(同470円)の料金はそのままに、学生が利用するスマホに限定して、保護者からのニーズが高いSNSでの誹謗中傷や課金トラブルといったスマホ利用上のトラブルに遭遇した際に、無料で弁護士に相談できる「スマホトラブル法律相談サービス」を無料でセットしている。
開発背景について同社は、「格安スマホ利用者が増加傾向にあり、スマホ保険が好調だ。通信会社各社の新格安プランの登場なども影響し、格安スマホ/SIMユーザー専用の当社スマホ保険への関心が高まり、小学生から大学生までのお子さまを持つ保護者の方からの強いニーズも確認している」と話す。
同社が今年2月に実施した「学生のスマホ利用に関するアンケート調査」(大学生・大学院生・専門学校生向けのウェブアンケートで回答数305人)でも、スマホ端末の事故(画面割れ・盗難・紛失など)に遭ったことがあると答えた学生は約74%、スマホトラブル(SNSでの誹謗中傷や詐欺など)に遭ったことがあると回答した学生は約33%との結果が出ている。
また、「これまで、主に小学生を対象とした『こどもスマホ保険』を提供していたが、中学生・高校生・大学生などのお子さまを持つ保護者からの問い合わせや加入が増加している」ことに加え、「3月~5月ごろは、進学や進級に合わせて、〈新規にスマホを持つ〉〈買い替える〉という生徒・学生が増え、スマホ保険へのニーズも高まる」と見込んでいる。
すでに「学生スマホ保険」に加入した契約者は、スマホ購入後にスマホの保険を検討し、インターネット検索で同社のサイトを訪問して加入に至るケースがほとんどだという。同社では「本格的なプロモーションはこれからだが、当社のホームページに訪問して加入いただいている」としている。今後、インターネットでの保険販売に強みや関心を持つ企業、大規模な顧客基盤を有する金融機関(銀行、クレジットカード会社など)、大企業の職域に販路を持つ保険代理店などを中心に、販売の委託を進めていく予定だ。
さらに、学生総合保険(学生向けの総合保障)などの取り扱いで実績のある代理店などへの委託も検討している。学生総合保険は、入学時期に保護者が加入することで、子どもの安心、安全な学校生活をサポートする商品だが、「同保険と同様に、『学生スマホ保険』を入学時期に必須の保険に育てていきたい」という。
今後に向けては、「学生スマホ保険は『本人も家族も安心』がコンセプト。昨今、SNSでの誹謗中傷などが原因で、学生たちが悲しい事件に巻き込まれるニュースを多く目にする。私たちの保険商品が、少しでも悩んでいる学生や保護者の方々のお役に立てればと思う。特に、利用者が急増している反面、手厚い補償がなくて困るという格安スマホ/SIM利用者も多く、そうした方々に向けてこの商品を届けていきたい」考えで、また、「お子さまに買い与えるスマホは、保護者が購入するケースがほとんどであり、スマホ保険の加入もウェブ完結(クレジットカード決済)のため、まずは保護者向けに訴求していく」としている。