2021.06.11 メディケア生命 3大治療を重点的にカバー、「メディフィットがん保険」新発売[2021年6月2日]

 メディケア生命は6月2日から、「メディフィットがん保険」(正式名称:がん治療保険(無解約返戻金型))を発売した。同社は開業以来、医療保険を中心に商品ラインアップの拡大を図り、開業10周年目の3月には保有件数100万件を突破したが、今回、保険商品に対する顧客の多様なニーズによりきめ細かく対応するため、要望の多かった「がん保険」を新たに開発したもの。また、「メディフィットがん保険」の発売にあわせて、「新メディフィットA」をはじめとする商品全般の改定を実施した。

 「メディフィットがん保険」の開発に当たっては、医療技術の進歩等によって、がんの治療方法が多様化(抗がん剤治療・放射線治療・手術の組み合わせや緩和ケアの推進等)し、入院から通院や在宅医療へシフトしている実態も踏まえ、顧客の役に立てる保障をシンプルで分かりやすく、より求めやすい保険料で、提供することを目指した。
 主契約では、最新のがん治療に対応した保障の提供を目指し、がんの3大治療(抗がん剤治療・放射線治療・手術)を重点的にカバーするようにした。主契約Ⅰ型では抗がん剤治療給付金、自由診療抗がん剤治療給付金、がん放射線治療給付金を保障し、主契約Ⅱ型ではそれらに加えてがん手術給付金、がん骨髄移植給付金を保障する。抗がん剤治療については国内未承認薬など所定の自由診療も保障するのがポイント。
 特約では、がんと診断されたときから再発・長期治療まで手厚くサポートすることとし、「がん診断特約(21)」ではがん診断給付金を保障、支払限度は「2年に1回」または「1年に1回」から選択することが可能。がん診断給付金については、2回目以後の支払理由は所定の通院治療も対象となる。また、「がん保険料払込免除特約(21)」では、上皮内がんと診断された場合でも、保険料の払込みを免除する。
 「先進医療・患者申出療養特約(21)」では、先進医療・患者申出療養給付金と先進医療・患者申出療養一時給付金を保障し、先進医療に加えて患者申出療養についても技術料相当額自己負担額を全額保障する。
 その他にも豊富なオプションが用意されており、「がん入院特約(21)」はがん入院給付金を、「がん通院治療特約」はがん通院治療給付金を、「女性がん手術特約」は女性がん特定手術給付金と乳房再建術給付金を、「がん緩和ケア特約」はがん緩和ケア給付金を、それぞれ保障する。
 保険料例として、「お手頃プラン」「基本プラン」などが示されている(以下いずれも終身払い・月払)。
 「お手頃プラン」は、主契約(Ⅰ型)で、抗がん剤治療給付金1カ月につき10万円 、自由診療抗がん剤治療給付金同20万円、がん放射線治療給付金1回につき10万円、先進医療・患者申出療養特約(21)付加、がん診断特約(21)2年型1回につき100万円で、がん保険料払込免除特約付加なしの場合、20歳男性1539円、同女性1829円、30歳男性2079円、同女性2479円、40歳男性3059円、同女性3239円、50歳男性4689円、同女性3809円となる。がん保険料払込免除特約付加の場合、20歳男性1637円、同女性2085円、30歳男性2281円、同女性2973円、40歳男性3539円、同女性4039円、50歳男性5872円、同女性4791円となる。
 「基本プラン」は、主契約(Ⅱ型)で、抗がん剤治療給付金1カ月につき20万円 、自由診療抗がん剤治療給付金同40万円、がん放射線治療給付金1回につき20万円、がん手術給付金1回につき20万円、がん骨髄移植給付金1回につき20万円、先進医療・患者申出療養特約(21)付加、がん診断特約(21)2年型1回につき100万円、がん通院治療特約1日につき5000円、がん入院特約(21)1日につき5000円で、がん保険料払込免除特約付加なしの場合、20歳男性2584円、同女性3069円、30歳男性3474円、同女性4164円、40歳男性5099円、同女性5474円、50歳男性7829円、同女性6434円となる。がん保険料払込免除特約付加の場合、20歳男性2747円、同女性3500円、30歳男性3816円、同女性4998円、40歳男性5919円、同女性6834円、50歳男性9852円、同女性8086円となる。
 商品改定では、「新メディフィットA」「新メディフィットリターン」「メディフィットEX」「メディフィットPlus」で、薬剤治療の保障で自由診療抗がん剤治療給付金、先進医療保障で患者申出療養を追加した。そのほか、「新メディフィットA」では、心疾患・脳血管疾患の入院要件の緩和と女性医療特約の改定、「新メディフィットリターン」では、女性医療特約の改定、「メディフィットEX」では、心疾患・脳血管疾患の入院要件の緩和、主契約の料率改定、がん診断特約の追加、「メディフィットPlus」と「メディフィット収入保障」では、心疾患・脳血管疾患の入院要件の緩和―の改定が行われた。