メットライフ生命は４月１日から、新たな医療保険「マイフレキシィ」（正式名称：終身医療保障保険（無解約返戻金型））、「マイフレキシィゴールド」（正式名称：終身医療保障保険（無解約返戻金型）引受基準緩和特則付）を発売する。２００９年の発売以降、バージョンアップを重ねてきた「フレキシィエス」「フレキシィゴールドエス」の後継商品で、医療状況の変化に対応することに加え、さらに顧客のニーズに寄り添うことを目指し、新しい保障の創設と既存の保障の見直しを行い「デザインできる医療保険」としている。
　２０２５年には団塊の世代が７５歳以上の後期高齢者となり、日本はさらなる超高齢社会になることから、医療や介護分野の整備が急務となっている。この対応として医療提供体制の改革が進められており、今後、従来の「入院医療」と「外来医療」に加え、「在宅医療」も医療の提供体制において重要な柱となるとされている。 　「マイフレキシィ」は、医療提供体制の改革によって見込まれる医療状況の変化を見据えて、「入院」「通院」「在宅医療」の三つの保障をバランスよく備えることができる商品として開発された。豊富な保障の中から、個々の顧客のニーズに合わせて柔軟にデザインできる医療保険となっている。
　引受基準緩和型の「マイフレキシィゴールド」は、健康に不安のある顧客にも通常の医療保険と同様に保障を提供するという開発方針の下、「マイフレキシィ」と同じ主契約および各特約に「引受基準緩和特則」を付加した商品。これにより、持病や既往症などの健康上の理由により通常の医療保険を申し込むことができない顧客も、健康な顧客と同様の幅広いラインアップの中から保障を選べる。
　また、新商品発売に合わせて、商品付帯サービスでも、主にがん・脳血管疾患・心疾患など専門的な治療を必要とする領域でサービスを拡張する。これまで、がんの専門的治療に限定していた情報提供サービスの対象をがん以外の疾患にも拡大して、治療から専門医に関わる情報まで幅広く提供。「治療と専門医の情報提供デスク」として４月からリニューアルする。また、脳血管疾患・心疾患の病歴がある人への再発予防のサポート強化として、ヘルスカウンセラーが定期的に電話をかけ生活習慣改善などのアドバイスを行うプランを４月から追加する。
　主契約では、入院保障として①入院日数連動型②短期入院一時金型③入院一時金型―の三つの保険契約の型を用意しニーズに合わせて選択できるようにした。入院日数連動型は、病気・ケガによる１日以上の入院を入院日数に応じて保障する。短期入院一時金型は、病気・ケガによる１日以上の入院を一時金で保障し、病気・ケガによる入院が１１日以上になった場合には、１１日目以降の部分についても入院日数に応じて保障する。入院一時金型は、病気・ケガによる１日以上の入院を一時金で保障する。入院日数連動型と短期入院一時金型は、６０日型・１２０日型・７３０日型の三つの「支払限度の型」から選択できる。入院一時金型は、入院日数にかかわらず入院給付金日額の２０倍が支払われる。また、三つの型共通で骨髄ドナー入院給付金を新設。加入後１年以内に入院が終了した場合を除く、１回限りの適用となる。
　主契約の健康サポート特則では、所定の入院がなかったなどの場合、３年または５年ごとに最長１００歳まで入院給付金日額の１０倍を支払う。人生１００年時代を見据え、最長で１００歳まで受取機会が多い３年型を新たに取扱開始した。
　特約では、今後、さらに増加することが見込まれる外来医療の分野で、退院後の通院に加えて外来手術に伴う通院を保障する「退院後・外来手術通院特約」、ガンによる入院前および長期の通院を保障する「ガン通院充実特約」、今後、医療の柱の一つになると考えられる在宅医療を保障する「在宅医療特約」などがある。
　その他にも特約には、入院開始一時金特約、八疾病延長入院特約、三疾病延長入院特約、手術総合特約（Ⅰ型／Ⅱ型）、女性疾病入院特約（入院日数連動型、短期入院一時金型、入院一時金型）、女性特定部位手術・　形成サポート特約（Ⅰ型／Ⅱ型）、先進医療特約、三疾病一時金特約、ガン一時金特約、骨折診断特約、生活サポート特約（生存給付金支払満了型、死亡保障継続型）、介護年金特約、認知症診断特約、三疾病保険料払込免除特約―がある。
　「マイフレキシィ」の保険料例（月払・口座振替）は、保険期間・保険料払込期間：終身（先進医療特約は１０年）、主契約：入院日数連動型６０日型、入院給付金日額５０００円、健康サポート特則（３年型）、手術総合特約Ⅰ型付加、手術給付金基準額５０００円、先進医療特約付加の場合、２０歳男性２３８４円、同女性２５１９円、３０歳男性２６８４円、同女性２７５９円、４０歳男性３２１４円、同女性２９７４円、５０歳男性４０７９円、同女性３５０４円。
　「マイフレキシィゴールド」で前記と同じ条件の保険料例は、３０歳男性４５５５円、同女性５１３０円、４０歳男性５２３５円、同女性５１８０円、５０歳男性６１８５円、同女性５８６０円、６０歳男性７４３０円、同女性６９９５円となる。