2020.11.02 ■第一フロンティア生命 通貨指定型生存給付金付終身で新商品「プレミアストーリー3」[2020年11月2日]
第一フロンティア生命は11月2日、生存給付金付終身保険(通貨指定型)「プレミアストーリー3」の販売を開始した。通貨は、従来の米ドル・豪ドルに円を追加しており、大切な資産を〈活かす〉二つのプラン(「生前贈与プラン」「自分年金プラン」)がある。顧客ニーズの高い「生前贈与プラン」では、保険ならではの仕組みにより「贈与契約書」の作成を不要としつつ毎年の贈与税の基礎控除を活用した贈与が可能で、次世代への資産承継を効率的かつ容易に行うことができる。「自分年金プラン」では、「人生100年時代」に向け、生存給付金を自身で計画的に受け取れる。
「プレミアストーリー3」は、2018年9月発売の「プレミアストーリー2」をリニューアルしたもので、生前贈与を一層活用できるよう、顧客の声などを基に改良した。①指定通貨として為替リスクのない「円」も選択可能②1回目の生存給付金の受け取りを「契約後すぐ」と「1年後」から選択可能③指定通貨が外貨の場合にあらかじめ指定した上限額を超えた場合に生存給付金を円貨で翌年以降に繰り越せる機能を追加④契約者費用の軽減に向けて生存給付金の支払い時にかかる為替手数料が0銭⑤契約者およびその家族が活用できる「税務・法務サポートダイヤル」を無料で提供(付帯サービスの充実)―などのポイントがある。
「生前贈与プラン」は、贈与を受ける人(受贈者)を生存給付金受取人に指定するプランとなっており、贈与契約書の作成なしで保険ならではの仕組みを使った贈与ができる。1契約で3人まで同時に贈与でき、受け取り割合は自由に設定・変更が可能。また、生存給付金の円換算額の上限額を110万円に設定することで、贈与税の基礎控除額を活用しながら贈与できる。「自分年金プラン」では、契約者自身を生存給付金受取人に指定する。さらに、「生前贈与プラン」と「自分年金プラン」は途中で変更することが可能で、終身保障もありとなしを選ぶことができる。
商品事業部商品企画グループ長の志茂謙氏は、「新商品では、指定通貨として為替リスクのない『円』を選択できるようにしたほか、指定通貨が外貨の場合に生存給付金の円換算額の上限額を設定し上回った金額を翌年以降に円貨で繰り越す機能の新設や生存給付金の支払いに関する為替手数料を0銭にするなど、より生前贈与を活用しやすくするための機能性向上に取り組んだ。個人金融資産のうち70歳以上の人が保有する割合が今後も増加することが見込まれる中で、生前贈与への関心もますます高まるものと考えているが、実際に生前贈与を経験したことがある人はまだ少ないといったアンケート結果もある。今回の商品改定で取り入れた機能を前面に出すことで、生前贈与の潜在的なニーズにアクセスし、活用する人の裾野を広げていきたい」と話す。
発売から約2年となる「プレミアストーリー2」は、導入金融機関が約70社(本年10月現在)になっており、同商品の「生前贈与プラン」も累計2269億円を販売し好調。「プレミアストーリー3」では、「生前贈与プラン」(終身保障なし)で「外貨」を選択した場合、一時払保険料の全額を贈与でき、生存給付金額は契約時に外貨建で確定する(一方、「円」を選択した場合、一時払保険料の一部は終身保障に充てられるため、同時に一生涯の保障を確保することができる)。また、贈与(受け取り)回数は、最短5回から選択でき(外貨建の場合。終身保障ありの場合、最短3回も選択できる)、すでに基礎控除110万円分を贈与済みの契約者は、贈与時期を1年後からにすることができる。さらに、贈与を受ける人および贈与割合は生存給付金の受取期間中に自由に変更できる。基本保険金額(一時払保険料)は、最低300万円(外貨の場合、3万米ドルないし3万豪ドル)からとなっている。
商品に付帯するサービスでは、認知機能のチェックができる「あたまの健康チェック」、24時間電話健康相談、セカンドオピニオンサービスなどを提供する「健康サポートダイヤル」のほか、「税務・法務サポートダイヤル」で、生前贈与や相続準備に当たっての専門家への相談もできる。また、利用対象者も契約者・被保険者のみならず、その家族までも利用可能(一部のサービスは対象外)となっており、大切な資産を受け継ぐ家族もサポートすることでより一層の安心を提供する。
同社では、「“一生涯のパートナー「いつでもあなたに、とっておきを。」”をミッションに、今後も多様なニーズに応えられる商品・サービスを機動的に提供し続け、お客さまの安心で豊かな生活を支えていく」としている。