2020.09.17 ■あいおいニッセイ同和損保 簡単・手軽なテレマティクス保険発売、月額100円で最大8%保険料割引[2020年]

 あいおいニッセイ同和損保は、米国のCambridge Mobile Telematics社(以下、CMT社)製の車載器を活用したテレマティクス自動車保険「タフ・見守るクルマの保険プラスS(エス)」を開発、10月(2021年1月以降保険始期契約分)から発売する。月額100円の特約保険料で簡単・手軽に加入できる商品。
 「タフ・見守るクルマの保険プラスS」は、CMT社製の簡易車載器とスマートフォンアプリを活用し、月額100円の特約保険料で最大8%の保険料割引(継続契約へ適用)とテレマティクスサービスを提供する。同社製の簡易車載器は電池内蔵で電源コードが不要なため、誰でも簡単に設置することができる。また、当該車載器は顧客のスマートフォンと接続して走行データを取得するが、BluetoothとGPSをオンにすることで自動的に接続が完了し、顧客に煩わしい操作は必要ない。
 CMT社(米国マサチューセッツ州ケンブリッジ市)は、マサチューセッツ工科大学の教授2人と経験豊富な企業家が共同で2010年に設立。世界各国の大手保険会社と連携してテレマティクスサービスを提供している。
 同保険は、安全運転で「得する」コンセプトに基づき、加入した顧客は「タフ・見守るクルマの保険プラス(ドラレコ型)」と同様、次回保険契約の継続の際に、前契約の安全運転スコアに応じた保険料割引が適用される。運転特性計測期間中の累計スコアベースで、「80点以上」「60~79点」「59点以下」の3段階で評価。次回継続時の保険料は、10等級・事故有係数適用期間0年、26歳以上補償等の契約条件の一例で、安全運転スコア59点以下の場合、割引なしで保険料7万6700円、60~79点の場合、4%割引で保険料7万4000円、最良の80点以上では、8%の割引が適用され保険料は7万1400円となる。この割引は、等級制度や免許証の色などの従来の料率制度による割引に加えて受けることができる。
 安全運転を「楽しむ」サービスで「運転診断レポート」「いきいき脳体操」、安全運転を「見守る」サービスで「事故緊急自動通報サービス」「テレマティクス損害サービス」「見守りサービス」も提供する。
 あいおいニッセイ同和損保は「事故を起こしたお客さま」に安心を提供するだけでなく、「事故を起こさないお客さま」にも安全という付加価値を提供することを目指し、テレマティクス自動車保険の開発に取り組んできたが、本商品の開発により、多くの顧客に簡単・手軽なテレマティクス自動車保険を提供することで、誰もが安全・安心に暮らせる地域・社会づくりに貢献していくことを目指していくとしている。