2020.09.01 ■第一フロンティア生命 四国アライアンス4行で「四国の絆2」発売[2020年9月1日]

 第一フロンティア生命は9月1日から、「四国アライアンス」提携4行(阿波銀行、百十四銀行、伊予銀行、四国銀行)で積立利率変動型終身保険(20)(通貨指定型)「四国の絆(きずな)2」の販売を開始する。2017年9月販売開始の「四国の絆」をリニューアルし、「死亡保障プラン」のほか「認知症・介護プラン」を選択できるようにするとともに、「四国おもいやり制度」を四国アライアンス提携4行と共同で開発し、死亡保険金受取人として四国4県にある同社指定の公益団体を指定し、顧客の地域への社会貢献のニーズに応えられるようにした。

 本商品は、17年9月に発売し、本年7月末までの累計販売額(収入保険料ベース)が525億円を計上する「四国の絆」をリニューアルし、従来の死亡保障ニーズに応える「死亡保障プラン」だけでなく、新たに認知症・介護への備えに応える「認知症・介護プラン」を選択できるようにしたもの。米㌦、豪㌦、円から指定通貨を選ぶことができる終身保険で、契約年齢は、死亡保障プランが20~90歳、認知症・介護プランが40~85歳。
 被保険者が死亡した場合は死亡保険金を支払うのに加えて、認知症・介護プランでは、被保険者が責任開始期以後に発病した疾病または発生した傷害を原因として、①所定の認知症と診断確定②公的介護保険における要介護1以上に認定―のいずれかに該当した場合、認知症・介護保険金を被保険者に支払う。ただし、認知症・介護プランの場合、死亡保険金と認知症・介護保険金を重複して支払うことはない。
 死亡保険金額および認知症・介護保険金額は、契約日から2年間は、一時払保険料、積立金額、解約返還金額のいずれか一番大きい金額を支払い、米㌦建あるいは豪㌦建で「2年間保険金円保証特約」を付加した場合は、前記の円換算額あるいは一時払保険料の円換算額のうち、いずれか大きい金額を支払う。契約日から2年経過以後は、基本保険金額か解約返還金額のいずれか大きい金額を支払い、保険金額が指定通貨建で一時払保険料より確実に増える。
 一時払保険料もしくは各払込金額の最低額は、指定通貨入金の場合1万米㌦あるいは1万豪㌦、円貨入金の場合が100万円、外貨入金の場合が1万米㌦あるいは1万豪㌦。同最高額は、死亡保障プランの場合9億円相当額(認知症・介護プランと通算)、認知症・介護プランで、3億円相当額(当プラン単独)。
 認知症・介護プランでは、契約者やその家族にも安心して契約を継続してもらうために、認知機能の確認や健康相談などができる商品付帯サービス「健康サポートダイヤル」(提供会社:ティーペック)も提供する。
 さらに同社は今回、「資産を寄付することで社会のために役立てたい」といった顧客のニーズに応えるために、本商品で活用できる「四国おもいやり制度」を四国アライアンス提携4行と共同で開発した。本制度を活用することで、死亡保険金受取人として四国4県にある同社指定の「公益団体」(日本赤十字社、赤い羽根共同募金)を指定することができ、顧客の地域への社会貢献を可能としている。この場合、死亡保険受取人に「家族」と「当該団体」の両方を指定することで、「保険金の一部を寄付したい」という顧客のニーズにも応えられるようにしている。なお、四国アライアンスとは、四国創生に向けた四国各県を拠点とする地方銀行4行(阿波銀行、百十四銀行、伊予銀行、四国銀行)の包括提携のこと。