2019.01.23 アクサ生命 「健康経営サポートパッケージ」提供 企業の「健康経営」実践を支援

 アクサ生命は2月1日から、効果的・継続的に「健康経営」に取り組むための法人向けサービス「健康経営サポートパッケージ」の提供を開始する。同パッケージは、同社の「健康経営アドバイザー(注)」が健康経営をサポートする法人に対し、▽健康習慣アンケート▽健康経営実践プログラム▽健康経営実践支援▽健康経営優良法人認定支援―のサービスを提供するもの。さらに、同社所定の法人契約の保険契約者で、健康習慣アンケートを申し込んだ法人は、▽24時間電話健康相談▽メンタルサポート▽食事・栄養管理支援―のサービスを追加で利用できる。

 同パッケージで提供する各サービスの概要は次の通り。
 ▽健康習慣アンケート:アンケートにより職場の健康課題を特定する
 ▽健康経営実践プログラム:健康経営を体系的に計画・実践するためのアクサ生命オリジナルプログラム
 ▽健康経営実践支援:アクサ生命の健康経営アドバイザーが、企業に寄り添って健康経営の実践を支援する
 ▽健康経営優良法人認定支援:アクサ生命の健康経営アドバイザーが、企業の健康経営優良法人認定取得を支援する
 ▽24時間電話健康相談:医師・保健師・看護師等の専門スタッフが、健康・医療・メンタルヘルスなどの電話相談に24時間365日対応する〈経営者・従業員とその同居家族が対象〉
 ▽メンタルサポート:臨床心理士などの専門スタッフが、電話・面談により心の問題のカウンセリングを行う〈経営者・従業員が対象〉
 ▽食事・栄養管理支援:簡単な食事記録でカロリー計算・体重管理ができるアプリを提供する〈経営者・従業員とその同居家族が対象〉
 これらのサービス利用に費用はかからない。
 同社では、高齢化・人手不足等の社会環境の変化を受け、従業員の健康づくりに積極的に投資することで生産性を高め、企業の持続的発展を支える「健康経営」の推進に着手し、2015年から企業経営者向けの健康経営セミナーを開催、16年からは全国の社員の「健康経営アドバイザー」認定取得を進め、企業の健康経営の啓発と実践支援を進めてきた。
 現在では、商工会議所会員事業所の持続的発展を目的として、全国の商工会議所と健康経営の推進に関する覚書を締結して協働を進めている。さらに、健康経営の推進、健康寿命の延伸に関する自治体との連携協定が18件に、全国健康保険協会支部との覚書締結が21件に上り、企業における健康経営の普及推進と住民の健康づくりの支援を自治体や保険者と連携して進めている。
 国や自治体、保険者は、健康経営の普及促進を目的に、健康宣言企業の登録制度や健康経営を導入・実践して効果を挙げた企業を顕彰する認定制度などを積極的に創設し、企業の健康経営実践を後押ししている。これらは、企業にとって生産性の向上のみならず、イメージアップや人材確保といったさまざまなメリットにつながる施策となっている一方、同社が中小企業経営者を対象に実施した「社長さん白書2018」では、健康経営の認知度は向上しているものの、何からスタートしたらよいか分からないという課題が浮き彫りとなった。
 同社では今回、こうした企業経営者の声に応えて、健康経営を効果的・継続的に進めてもらうため、「健康経営サポートパッケージ」を開発したとしている。

 (注)中小企業の健康経営を普及・啓発する目的で、経産省が東京商工会議所に委託して創設した研修プログラムを修了し、考課測定で一定基準に達し認定された人材。