2017.06.14 第一生命 Walk&Linkサービス―DL KENPOS―、企業・団体向けに新付帯サービス

 第一生命は、企業・団体向け健康支援アプリ・ウェブサービス「第一生命Walk&Linkサービス―DL KENPOS―」の提供を開始する。一部の団体保険(注1)での付帯サービスとして加入者とその家族に提供。株式会社イーウェルのウェブサービス「KENPOS」を活用し、「歩数記録」「体重記録」「健康日記」「健康関連情報コンテンツ」等のサービスで、歩数・体重(体脂肪率)や健康活動を簡単に記録できる。同社では、新たな付帯サービスによって、企業・団体の健康増進取り組みの推進に寄与したいとしている。
 記録は週間・月間・年間ごとに分かりやすくグラフ表示でき、「歩数記録」では、スマホアプリ「KENPOSウォーキングアプリ」から自動連携が可能。月間累計歩数が同社の定める目標歩数(注2)に達成した場合には、抽選で賞品がもらえる機能を付加した(インセンティブ機能)。
 また、日記(SNS)機能はサービスを利用している企業・団体が共通で利用でき、従業員のアプリ利用率や歩数目標達成率を保険契約者(企業・団体)にフィードバックして、企業・団体内での健康増進取り組みに役立てることもできる。
 同社によれば、「第一生命Walk&Linkサービス―DL KENPOS―」を導入することで、企業・団体にとっては、①歩数・体重(体脂肪率)・健康活動の記録機能や「インセンティブ機能」により、従業員等の自律的な健康増進取り組みを推進する②健康全般、運動、食生活など、健康に関するさまざまなコンテンツを届けることで、従業員等の健康リテラシーを高める③企業・団体ごとの活用状況のフィードバックを受けられ、さらなる取り組みを検討する際のデータとして活用できる―などのメリットがあるという。
 一方、従業員等にとっては、インセンティブ機能による運動継続の他、①自身の健康状態を把握し、健康目標を立て、行動するというサイクルを続けることで、健康管理の習慣を身に付けられる②日記(SNS)機能により、企業・団体を超えて同サービスを利用している人たちとのネットワークを広げることができる―などのメリットがあるとしている。
 第一生命経済研究所が16年3月に実施した調査「健康づくりへの企業の取り組みに対する従業員の意識」によれば、自分の会社が従業員の健康づくりに取り組むことについて、約6割の人が「従業員の医療費の削減」「生産性の向上」「従業員満足度の向上」「企業イメージの向上」に効果があると感じていることが分かった。また、人々の健康に関する関心も高まっており、「自身の健康に関心がある人」は約75%に上った。
 こうした背景を踏まえて、第一生命では、今後も顧客の「健康でありたい」という気持ちに応え、「健康寿命の延伸」「QOLの向上」といった社会的要請に対してさらなる貢献をしていきたいとしている。
 (注1)「働くわたしの医療保険(正式名称:新医療保障保険(団体型))」が対象(17年5月現在)。
 (注2)目標歩数は厚生労働省が推進する「健康日本21(第二次)」の目標値を参考に設定。