2023.03.16 三井住友海上 セブンイレブンでの自賠責加入者に案内、二輪車向け自動車保険「バイク安心+保険」発売

三井住友海上は昨年12月から、セブン&アイ・ホールディングス傘下の代理店㈱セブン・フィナンシャルサービス(水落辰也社長)、㈱セブンドリーム・ドットコム(松田良二社長)と共同で、セブン―イレブンの店舗サービスを通じて二輪車の自賠責保険に加入した人を対象に、二輪車向け自動車保険「バイク安心+(プラス)保険」の販売を開始した。自賠責保険では補償されない対物賠償や事故時のロードサービス費用を補償する自動車保険で、示談交渉サービスも自動セットされている。

近年、新型コロナウイルス感染拡大を背景にバイク通勤などの「密」を避ける移動手段として、また、Eコマース(電子商取引)、デリバリーサービスの短距離輸送手段として二輪車の利用価値が高まり、二輪車ユーザーが増加している。一方、損保料率機構の「自動車保険の概況2021年度版」によると、二輪車の自動車保険普及率は約45%と、四輪車(約80%)に比べて加入率が低いことが課題の一つとなっている。
そうした中、三井住友海上では二輪車ユーザーにより多くの自動車保険の加入機会を提供するため、取扱代理店であるセブン・フィナンシャルサービス、セブンドリーム・ドットコムと共同で、二輪車向けの専用の自動車保険の販売を開始した。
「バイク安心+(プラス)保険」の保険期間は1年間で、補償内容(保険金額)は、対人賠償責任が無制限、対物賠償責任が1000万円(免責金額なし)。対物超過修理費用特約とロードサービス費用特約が自動付帯される。
販売対象は、セブン―イレブンのマルチコピー機やウェブ予約を通じて二輪車の自賠責保険に加入した顧客で、個別に案内する(店頭販売は行わない)。対象となる顧客に対して排気量や年令条件などを選択するだけで保険料の見積もりができるサイトへアクセスできる二次元コードを案内し、加入を希望する顧客が氏名や住所、車両情報などを申告すると、取扱代理店(セブン・フィナンシャルサービス)から顧客のスマートフォンにオンラインで完結する手続き用URLをSMSで送付する。契約には、非対面で手続きが完結する「自動車かんたんネットリモート」を活用している。
3社では今後も、二輪車向け自動車保険の普及を推進することで、無保険車ゼロを目指すとともに、安心・安全なモビリティ社会の実現に貢献していくとしている。