2022.05.13 三井住友海上、三井住友カード カード付帯保険で選択制導入、ニーズに合わせて4種類から選択

 三井住友海上と三井住友カード㈱は、4月14日から利用者がニーズに合った保険を選択できるカード付帯保険「選べる無料保険」の提供を始めた。クレジットカード付帯保険で利用者がライフスタイルに合わせて選択できるサービスは国内初(両社による)。

 三井住友カードではこれまでも、クレジットカードで購入した商品の破損などを補償する「お買物安心保険」(動産総合保険)や、旅行時のトラブルに備える海外・国内旅行傷害保険といったカード付帯保険サービスを提供してきた。キャッシュレス化の進展に伴い、クレジットカードの利用シーンも多様化し、付帯保険に対する利用者からのニーズや期待も変化している中で、旅行だけでなく身近なトラブルを補償したいという声に応じるため、従来の旅行傷害保険に新たに三つのプランを加えた四つのプランから、利用者が自由に選択できるカード付帯保険の新サービスを開始した(提携カードや、法人カードの一部は対象外)。
 従来は、「お買物安心保険」と「海外・国内旅行傷害保険」の2種類が初期設定で付帯されていた。新サービス開始後は、「お買物安心保険」はそのままで、もう1種類を「旅行安心プラン(海外・国内旅行傷害保険)」「日常生活安心プラン(個人賠償責任保険)」「持ち物安心プラン(携行品損害保険)」「ケガ安心プラン(入院保険(交通事故限定))」の4種類の中から選択できるようになった。
 「旅行安心プラン(海外・国内旅行傷害保険)」は、正式名称が「クレジットカード用海外旅行傷害保険」「クレジットカード用国内旅行傷害保険」で、「旅行先で病気になってしまった」「旅行先でかばんを盗まれてしまった」などを補償する。
 「日常生活安心プラン(個人賠償責任保険)」は、正式名称が「団体総合生活補償保険(MS&AD型)(個人賠償責任危険補償特約等セット)」で、「自転車走行中に歩行者に衝突し、相手がケガをした」「子どもがお店で商品を誤って壊してしまった」などを補償する。
 「持ち物安心プラン(携行品損害保険)」は、正式名称が「団体総合生活補償保険(MS&AD型)(携行品損害補償特約等セット)」で、「旅行先でかばんを盗まれてしまった」「カメラを誤って落とし、破損してしまった」などを補償する。
 「ケガ安心プラン(入院保険(交通事故限定))」は、正式名称が「団体総合生活補償保険(MS&AD型)(傷害補償(MS&AD型)特約、交通事故危険のみ補償特約等セット)」で、「自動車に衝突され、骨折して入院した」「自動車と接触し、入院し、手術をした」などを補償する。
 初期設定では「お買物安心保険」「旅行安心プラン(海外・国内旅行傷害保険)」が設定されており、初回のプラン変更は三井住友カード会員向けサービス「Vpass」上で手続きできる。当月20日まで申し込むと、翌月1日午前0時から1年間補償が適用され、更新手続きがない場合は自動更新となる。補償期間更新時に再度好きなプランを選択することもでき、その場合は、補償期間満了3カ月前からの三井住友カードからの案内によってウェブ上で手続きする。
 なお、「選べる無料保険」の補償額はカードの種類によって異なる。