2021.05.10 第一生命 新ブランド「デジホ」リリース、子会社・第一スマート少短を立ち上げ
第一生命は4月7日、2021―23年度中期経営計画「Re―connect2023」におけるCXデザイン戦略に基づき、新たな商品ブランド「デジホ」を立ち上げたと発表した。100%子会社の第一スマート少額短期保険㈱(髙橋聡代表取締役社長、以下、第一スマート)を開業し、9日から「デジホ」として最初の商品「コロナminiサポほけん」(正式名称:特定感染症保険)の販売を第一スマートで開始した。
「デジホ」初回商品として、第一スマートが4月9日に発売した「コロナminiサポほけん」は、日々新型コロナウイルス対応で奮闘するエッセンシャルワーカーの声に応えた商品で、新型コロナウイルスのリスクを保障し、医療機関でのPCR検査が陽性となった際の入院、ホテル療養等への経済的な備えを確保するもの。加入年齢は18歳から69歳で保険期間は3カ月の自動更新。特定感染症(新型コロナウイルス感染症、「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」に定める1~3類感染症)と医師により診断された場合に、一時金として10万円を給付する。責任開始は申込日から14日を経過した日からとなる。
新型コロナウイルスの感染状況に応じて、毎月1日に適切な保険料を案内するダイナミックプライシングという手法で販売しており、3カ月一時払の保険料は、21年4月申込は一律980円だったが、5月現在は同1270円となっている。
「デジホ」は、ミレニアル世代やZ世代といわれる未来を担う若者たちが、安心して一歩踏み出せるように応援することをコンセプトとした第一生命・第一スマートの新たな商品ブランド。自分らしさを大切にし、必要な時に、必要な分だけといった若者の価値観に寄り添い、顧客と「デジホ」との心地よく無理のない関係を続けることを目指す。
同ブランドでは、顧客が必要とする分だけのシンプルな保障を、簡単、スピーディーに提供。申し込みから給付金の受け取りまで、すべての手続きがスマホ等で完了するようにし、電子マネーでの給付金の受け取りなど利便性の向上も図る。
また、共通の価値観や生活様式を持つ人々が集まるコミュニティを運営するビジネスパートナーを通じて「デジホ」を提供。それぞれのコミュニティのニーズやペインポイントに合わせたオーダーメイド商品、世界観にマッチしたシームレスな加入体験を提供していくとしており、第一生命でも、新しい働き方を実践するデザイナーやフォトグラファー、スタイリストなどフリーランスで活躍する人たちが自分らしく仕事を続けられるよう、「デジホ」ブランドから新たな商品を検討している。
同ブランドでは、フリーランスコミュニティ・人材紹介・婚活サポート・ヘルスケアサービスなど、幅広いビジネスパートナーとの協業を予定している。また、ビジネスパートナーが導入しているサブスクサービスの一環として保険を活用してもらうなど、新しい顧客体験を創出し、より幅広い業種との「デジホ」のコラボレーションを目指す。ビジネスパートナーとしては、㈱Another works、㈱インテグリティ・ヘルスケア、INTLOOP㈱、MRT㈱、㈱オフショア、㈱GIG、㈱キッズカラー、興和㈱、GMOクリエイターズネットワーク㈱、㈱Tenxia、㈱ヘルステック研究所、㈱プラセム、㈱マリッシュ、㈱Medical Compass、㈱リーガルフロンティア二十一、yup㈱―といった企業が公表されている。
■第一スマート少額短期保険の概要
▽設立年月:20年1月31日(登録日:21年3月12日)
▽本店所在地:東京都江東区豊洲3―2―3
▽代表者:髙橋聡代表取締役社長
▽資本金:2億5000万円
▽株主構成:第一生命100%
▽登録番号:関東財務局長(少額短期保険)第99号
▽事業内容:少額短期保険業
▽ホームページ:https://dsmart-ins.com