2020.06.09 ■SOMPOひまわり生命 終身医療保険MI―01発売、生活習慣病重症化を予防[2020年6月2日]
SOMPOひまわり生命は6月2日、Insurhealth(インシュアヘルス)商品第7弾として、終身医療保険の新商品「医療保険(MI―01)」(ペットネーム:「健康をサポートする医療保険 健康のお守り」)を発売した。同商品では、重度疾病の原因となる生活習慣病(高血圧症、脂質異常症、糖尿病)の投薬治療を保障する健康回復支援給付特約(特定投薬治療給付型)を新設した。生活習慣病が軽度の段階で生活習慣改善の機会を早期に提供することがコンセプトで、健康回復支援給付特約を付加した顧客を対象に、生活習慣病サポートサービスを提供し、重症化予防の取り組みをサポートする。
これまでの医療保険では、入院・手術などの事後的な治療費のサポートが主な役割となっていたが、新しい「健康のお守り」では、従来の役割である保険金や給付金の支払いに加え、新たに健康状態の維持・改善をサポートするサービスを提供し、重症化を予防する医療保険をコンセプトとしている。そのため、ペットネームは「健康をサポートする医療保険 健康のお守り」とした。
同商品では、重度疾病の原因となる生活習慣病の投薬治療を保障する健康回復支援給付特約を新設した。保障は1回限り5万円となる。顧客から健康回復支援給付金を請求されることによって、顧客が重度疾病の原因となる生活習慣病を発症したことを把握し、そのタイミングで顧客が重症化することを防ぐための生活習慣を改善するサービスを早期に提供して、重症化の予防という「新しい価値」を提供するというコンセプトだ。
具体的には「生活習慣病サポートサービス」として、「生活習慣病相談窓口」と「生活習慣病重症化予防プログラムShip」を提供する。生活習慣病相談窓口は、医療専門職(看護師・理学療法士・管理栄養士・保健師)による高血圧症・脂質異常症・糖尿病に関する電話相談窓口で、健康回復支援給付特約に加入の契約者、被保険者およびその家族(2親等以内)を対象としている。生活習慣病予防のための食事の相談、生活習慣改善の相談などを受け付ける。
また、生活習慣病重症化予防プログラムShipは、生活習慣病の予防・重症化予防のための約2カ月間の生活習慣改善プログラムで、健康回復支援給付特約に加入の被保険者で、医師の管理下で高血圧症・脂質異常症・糖尿病の予防または治療を行っている人を対象にしている。日々の生活習慣を専用のアプリに記録し、記録をもとに医療専門職による電話とアプリのチャットで利用者に合った生活習慣の改善提案を行う。
同商品の基本保障は、病気・ケガによる入院は、1日につき1万円、所定の手術・放射線治療では、内容により1回につき40・20・10・5万円となっている。保険料例は、保険期間・保険料払込期間が終身、1入院60日型、入院給付金日額1万円で、死亡保険金不担保特則・医療用健康回復支援給付特約(特定投薬治療給付型)5万円、医療用新先進医療特約付加の場合、20歳男性で2127円、同女性で2407円、30歳男性で2902円、同女性で2907円、40歳男性で4067円、同女性で3417円、50歳男性で5977円、同女性で4602円となる。
また、三大疾病の対象疾患は「がん・急性心筋梗塞・脳卒中」から「がん・心疾患・脳血管疾患」に拡大し、充実した保障を提供することを期した。さらに、「手術増額特約」「抗がん剤治療給付特約」「保険料免除特約」「総合生活障害保障特約」「介護年金特約」を新たに提供するほか、「三大疾病一時金特約」「新がん診断給付特約」などの特約を見直し、より充実した保障を届ける。手術給付金不担保特則を付加することにより、手術給付金のない、より低廉な保険料のプランを選ぶこともできる。
同商品では、より多くの顧客へ同社のInsurhealthを届けることを目的として、「特定部位・指定疾病不担保法」の適用対象部位を現行の58種類から1種類(異常妊娠・異常分娩)のみへ大幅削減した。引受基準の改定により、現行水準で今まで不担保にしていた契約の約82%の契約で部位不担保条件がなくなる。また、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、同社代理店・ライフカウンセラーによる、テレビ電話等を使用したオンラインでの保険相談も用意している。