2018.06.29 三井住友海上プライマリー生命 三菱UFJ銀で「贈るよろこび」、通貨選択型終身保険 発売
三井住友海上プライマリー生命は6月18日、「贈与」「相続」「年金」の全てのニーズに応える新商品「贈るよろこび」(通貨選択型特別終身保険)を、三菱UFJ銀行で販売開始した。「贈るよろこび」は、好金利が期待できる外貨(米ドル・豪ドル)、または円で運用し、契約後、すぐに生存給付金を受け取れる一時払いの終身保険。契約通貨が外貨の場合、生存給付金を円で受け取る際の上限額を設定し、生存給付金の受取人は設定した上限額まで受け取ることができる。2015年1月の相続税・贈与税の税制改正を受け、金融商品を活用した相続や贈与への関心が高まる中、同社は、顧客の資産を上手に次の世代に“わたす”とともに大切な家族に“のこす”ことができる商品と説明している。
「贈るよろこび」は、生存給付金の受取人を家族にすることで、贈与税の基礎控除を使って最短5年、円建てでは最短10年で生前贈与をすることができる。
契約日の翌日から生存給付金を受け取れ、2回目以降の支払日は、毎年の契約応当日の翌日になる。契約者本人が生存給付金を受け取ることもできる。
被保険者が最高満90歳まで契約でき、医師の診査や診断書の提出は不要。契約後は高齢の人でも健康状態を心配せず、保険を活用した生前贈与や相続対策をすることができる。
死亡保障が一生涯継続し、契約日の5年後から死亡保障が充実。あらかじめ死亡保険金受取人を指定することで「残したい人」に残すことができ、相続人の納税資金として活用できる。さらに、相続人が死亡保険金を受け取った場合、契約者と被保険者が同一なら、相続税課税資産について、死亡保険金の非課税枠(非課税限度額=500万円×法定相続人の数)を活用できる。
契約年齢は0~90歳で、保険料は一時払いのみの取り扱い。最低保険料は5万米ドル・豪ドル(1米ドル・1豪ドル単位)か500万円(1万円単位)、最高保険料は米ドル・豪ドル建て契約の場合、「基本保険金額が契約日時点の円換算額で5億円となる保険料」、円建て契約の場合、「基本保険金額が5億円となる保険料」となる。
生存給付金支払回数と終身保障倍率との組み合わせは、米ドル・豪ドル建て契約の場合、支払回数5回では、終身保障倍率3倍のみ、10回で同1倍・3倍・5倍、20回で同1倍・3倍・5倍・10倍となり、円建て契約の場合は、10回で同5倍、20回および30回で同5倍・10倍となる。
積立利率適用期間は米ドル・豪ドルが契約日から20年、円が契約日から30年。第1保険期間は契約日から5年、第2保険期間は契約日の5年後から積立利率適用期間満了まで、第3保険期間は積立利率適用期間満了後、終身となる。
主な特約として、円支払特約、生存給付金円支払特約、遺族年金支払特約、指定代理請求特約がある。
なお、三井住友海上プライマリー生命は今年、通貨選択生存保障重視型個人年金保険を発売。2月に、長期の生存給付ニーズに応える新商品「一生涯受け取れる 人生応援年金」を三井住友銀行で販売開始、5月には、「あしたの、よろこび」を、全国の提携金融機関で取り扱い開始している。