2024.01.17 あいおいニッセイ同和損保 トヨタコネクティッドカー向けアプリ利用者対象、自動車保険で最大8%のテレマ割引 25年度までにテレマ契約300万件目指す

あいおいニッセイ同和損保は11月27日、トヨタ自動車㈱(以下、トヨタ)のコネクティッドカー向けサービス「My TOYOTA+」利用者に対し、あいおいニッセイ同和損保のテレマティクス自動車保険(以下、テレマ保険)加入時の保険料を最大8%割引く制度を2024年4月以降保険始期契約分から導入すると発表した。コネクティッドカーの膨大な走行データを保有するトヨタとの協業の深化により、テレマ保険の加入者拡大につなげることで、走行データの蓄積・活用を通じた安全・安心なモビリティ社会の実現を目指す。

あいおいニッセイ同和損保は、デジタル技術を活用しながら顧客や地域・社会の課題を解決し、顧客体験価値の向上を図る「CSV×DX」を経営戦略の柱に掲げている。自動車保険では、トヨタと共同開発したテレマ保険「トヨタつながるクルマの保険プラン」をはじめ、契約する車の走行データを基にドライバーの運転挙動をスコア化し保険料に反映するため、安全運転を行う顧客に合理的な保険料を提供してきた。
テレマ保険の契約件数は23年5月に180万件を突破し、蓄積した地球約365万周分(23年9月時点)の自動車走行データを活用し、「事故を未然に防ぐ」「万が一の事故時には影響を減らし、回復を支援する」といった新たな価値提供に取り組んできた。また、23年1月からはモビリティサービス事業者やプラットフォーマーのデバイスを通じて取得した自動車走行データを活用し、各種サービス・割引を提供することで、広く同社テレマティクスサービスを普及していく「Telematics Powered by AD」の取り組みを開始している。
「My TOYOTA+」は、燃料残量や走行距離などクルマに関する情報確認をはじめ、リモート操作などコネクティッドカーのさまざまなサービスが利用可能なスマートフォンアプリで、あいおいニッセイ同和損保独自のアルゴリズムを活用したドライブ診断機能も搭載している(レクサスブランド向けサービス「My LEXUS」含む)。
今回の割引制度では、「My TOYOTA+」等のトヨタアプリを利用している顧客が安全運転スコア提供に同意し、運転特性割引に適用する安全運転スコア等をトヨタアプリ上で確認し、保険加入申し込み時に告知することによってスコアに応じて最大8%の割引率が適用される。割引の適用は2024年4月以降保険始期契約分からで、運転特性計測期間中の走行距離500キロメートル以上が条件。
同社では、トヨタのコネクティッドカーを持つ顧客がテレマ保険に加入しやすくなることに加え、同社テレマ保険に加入する前から安全運転の促進・事故の未然防止につながる同取り組みを積極的に展開するなど、「Telematics Powered by AD」を拡大していくことで、CSV×DXをさらに加速させ、25年度までにテレマ保険の契約件数300万件を目指す。また、テレマ保険の普及による交通事故の軽減を起点として、地域の交通課題の解決やCO2排出量の削減等、地域・社会課題を解決することで、走るほどに安心な町づくり「SAFE TOWN DRIVE」の実現を目指すとしている。