2022.09.02 第一スマート少短 家事代行・シッターサービスの利用代金を補償、「家事代行費用保険」発売

第一生命と同社子会社の第一スマート少額短期保険は、第一スマート少短が8月8日から新商品「もしものときに家事を人に任せられるほけん」(正式名称:家事代行費用保険)の販売を開始し、併せて電子マネーによる保険金支払サービスを開始したと同日発表した。

第一スマート少短の「家事代行費用保険」は、「少しでも楽しく子育てができる世の中にしたい」という商品コンセプトのもと、手頃な保険料で、病気やケガによる入院等の際に利用した家事代行・シッターサービスの利用代金を所定の範囲内で補てんする商品。
①ケガによる通院②病気・ケガによる入院(日帰り入院含む)③所定のメンタル疾病と診断―以上の補償対象事由に該当した場合、それぞれの補償対象期間中に利用した「家事代行・シッターサービスの利用代金」を一定額まで補償する。補償対象期間は、①の場合、最初の通院日からその日を含めて7日以内、②の場合、「入院期間中」および「退院日からその日を含めて30日以内」、③の場合、診断日からその日を含めて30日以内。
補償対象となる「家事代行・シッターサービスの利用代金」には、①ホームヘルパー雇入費用②清掃代行サービス③ベビーシッター雇入費用④託児所・保育所等の費用⑤衣類クリーニング業者利用費用⑥配食パッケージサービス費用―がある。
代表的なプランを選択した場合、①「ケガによる通院」では、1回の補償対象事由の発生ごとに利用代金の50%を補償し上限は5000円、1保険期間あたりの累計補償金額の上限は30万円、②「病気・ケガによる入院」では、1回の補償対象事由の発生ごとに利用代金を補償し上限は1万5000円、1保険期間あたりの累計補償金額の上限は30万円、③「所定のメンタル疾病と診断」では、1回の補償対象事由の発生で利用代金を補償し上限は1万5000円、1保険期間あたりの累計補償金額の上限も1万5000円(診断1回のみ補償)―となる。この場合の保険料(月々)は一律500円となる。加入年齢は18歳~49歳。保険期間は1年ごとに自動更新(10年または50歳まで補償を継続)。加入から保険金請求までスマホで簡単に手続きができる。
同社と第一生命が子育て世代を対象に実施した調査(2021年10月「家事代行に関する市場調査」、約1800人対象)によると、家事代行サービス等の利用経験のない人々のうち、その約半数が「今後の家事代行サービス等の利用意向あり」と回答しており、家事代行サービス等を利用していない主な理由として、「経済的な要因」や「未経験であることによる心理的な抵抗感」があることが分かったという。同社では、「子育て支援に積極的に取り組むビジネスパートナーとともに、“子どものため”“家族のため”と頑張りがちな人々が、家事代行やベビーシッター等のサポートを自然に得ながら、自分らしいライフスタイルの構築に向けて『一歩ふみだす』支援を進める」としている。
同日、第一生命と第一スマート少短は、㈱ベアーズ(高橋健史代表取締役社長)と協業を開始、『もしものときにベアーズ等の家事育児サポートが利用できる保険』(家事代行費用保険)の提供と第一生命のオウンドメディア「ミラシル」を通じて、ベアーズの家事代行サービスの情報提供を開始すると発表している。
また、第一スマート少短は新型コロナウイルスの感染拡大により、電子マネー等のキャッシュレス決済の浸透が一層加速していることから、8月8日請求分より、電子マネーで保険金を受け取れるサービスを導入した。
保険金の受け取り方法として、従来の銀行口座に加えて、auPAY、ソフトバンクカード、d払い、PayPayを指定できる。家事代行費用保険のほか、同社の他の保険に既に加入している顧客が保険金を受け取る際にも、このサービスを利用できる。