2022.08.31 ネオファースト生命 治療実態や保障ニーズに柔軟に対応、「ネオdeがんちりょう」発売へ
第一生命グループのネオファースト生命は9月1日から、「ネオdeがんちりょう」(正式名:無解約返戻金型終身がん保険)を発売する。喫煙状況に応じて保険料を割り引く仕組みを導入し、顧客のWellnessを応援するとともに、多様化するがんの治療に対応した保障内容と、顧客の多様なニーズに柔軟に対応できる設計の自在性を確保している。
「ネオdeがんちりょう」では主契約の給付金を選択可能にし、幅広いニーズに対応するようにした。主契約の給付金には、がんの治療を受けた月ごとに支払う給付金(がん治療給付金およびがん放射線治療・抗がん剤治療給付金)と、がんと診断確定された場合などに一時金を支払う給付金(がん診断給付金)があり、必要に応じて、これらの給付金を選択または組み合わせられるようにした。いずれの給付金も通算の支払回数に制限はない。
がんの治療は、手術、放射線治療、抗がん剤治療の三大治療の中から最適なものを選んだり、複数の治療を組み合わせたりして行われるが、これらの治療を受けた月ごとに給付金を支払い、高額療養費制度の自己負担額の上限に合わせた合理的な保障を確保できるようにしたこともポイント。がん緩和ケア保障特則を適用した場合には、がん性疼痛等の各種症状の緩和を目的として所定の緩和ケアを受けたときもがん治療給付金またはがん放射線治療・抗がん剤治療給付金の支払い対象となる。
がん治療自費診療上乗せ給付特則またはがん放射線治療・抗がん剤治療自費診療上乗せ給付特則を適用した場合には、がんにより公的医療保険制度の保険給付の対象とならない所定の治療を受けたときに、がん治療自費診療上乗せ給付金またはがん放射線治療・抗がん剤治療自費診療上乗せ給付金を、がん治療給付金またはがん放射線治療・抗がん剤治療給付金に加えて支払う。こうして、国内未承認薬などの治療費負担が大きい最先端の治療実態に対応し、増加する自費診療も保障するようにした。
たばこを吸っていない人は保険料が割引となる非喫煙者保険料率を導入することで、顧客の健康も応援。被保険者の喫煙状況が同社の定める基準を満たす場合、非喫煙者保険料率を適用し、基準を満たしていない場合(喫煙者保険料率)に比べて、主契約および特約(がん先進医療・患者申出療養特約〈終身がん保険用〉を除く)の保険料が安くなるようにした(被保険者の年齢が20歳未満の場合、保険料率は非喫煙者保険料率のみ)。
そのほかに、付加できる特約には、▽がん通院特約(終身がん保険用)▽がん女性特定手術・乳房再建保障特約(終身がん保険用)▽がん先進医療・患者申出療養特約(終身がん保険用)▽がん保険料払込免除特約(終身がん保険用)―がある。
がん治療給付金額10万円、がん診断給付金額50万円、がん治療自費診療上乗せ給付特則適用(1倍上乗せ)、がん緩和ケア保障特則適用、がん先進医療・患者申出療養特約(終身がん保険用)付加、終身払―の条件で、非喫煙者保険料率を適用した場合の月払保険料は、20歳男性950円、同女性1224円、30歳男性1415円、同女性1783円、40歳男性2144円、同女性2478円、50歳男性3300円、同女性3078円、60歳男性4989円、同女性3684円―となっている。