2022.08.25 住友生命グループ 22年度第1四半期決算、基礎利益は26%減500億円 新契約年換算保険料は35%増

住友生命が8月10日に発表した2022年度第1四半期決算によると、連結保険料等収入は前年同期比7.9%増の6441億円となった。グループ基礎利益は同26.9%減の500億円だった。グループの新契約年換算保険料は同35.5%増の893億円。保有契約年換算保険料は前年度末比2.6%増の2兆9582億円となった。連結総資産は同2.9%増の44兆2362億円、連結ソルベンシー・マージン比率は633.7%で同160.9ポイント低下した。

住友生命単体の新契約年換算保険料(個人保険と個人年金保険)は前年同期比15.2%増の289億円。このうち第三分野は同10.6%減の87億円だった。保有契約年換算保険料(個人保険と個人年金保険)は前年度末比0.2%増の2兆2731億円で、このうち第三分野は同0.2%増の5595億円。解約・失効年換算保険料は前年同期比8.6%増の196億円だった。
基礎利益は前年同期比18.6%減の504億円となった。経常収益は前年同期比23.1%増の9451億円で、このうち、保険料等収入は同5.5%増の5638億円、資産運用収益は同70%増の3627億円となった。経常費用は同16.7%増の8759億円で、このうち保険金等支払金は同15.2%増の4991億円、責任準備金等繰入額は同42.6%増の2117億円、資産運用費用は同5.7%減の533億円、事業費は同1.1%増の834億円だった。
経常利益は同297.2%増の692億円、四半期純剰余は同4.3%増の146億円となった。
総資産は前年度末比2.7%増の37兆4147億円、実質資産負債差額(実質純資産額)は同17.6%減の4兆9086億円、ソルベンシー・マージン比率は同120.9ポイント低下して688.1%だった。
メディケア生命の新契約年換算保険料は同3.1%減の46億円、保険料等収入は同29.0%増の192億円、保有契約年換算保険料は前年度末比5.1%増の750億円となった。基礎利益は▲98億円(前年同期実績は▲71億円)。
海外事業では、シメトラ社(米国)の新契約年換算保険料は前年同期比54.9%増の557億円、保険料等収入は同27.3%増の610億円、保有契約年換算保険料は前年度末比12.2%増の6099億円だった。シメトラほかの基礎利益は、前年同期比5.1%減の129億円を計上。