2022.03.04 住友生命グループ 21年度第3四半期決算、四半期純剰余83%増304億円
住友生命が2月14日に発表した2021年度第3四半期決算によると、住友生命グループの経常収益は前年同期比3.0%増の2兆6096億円で、保険料等収入は同0.7%減の1兆7761億円となった。新契約年換算保険料は同10.9%増の1635億円で、グループ基礎利益は同2.6%減の2595億円となった。親会社に帰属する四半期純剰余は同83.3%増の304億円。
住友生命グループの新契約年換算保険料は、前記の通り前年同期比10.9%増の1635億円で、会社別には住友生命が同10.0%増の752億円、メディケア生命が同32.0%増の152億円、海外事業のシメトラが同8.2%増の730億円を計上した。住友生命の新契約年換算保険料のうち個人保険は同21.2%増の565億円、個人年金保険は同14.1%減の187億円で、第三分野は同43.0%増の271億円。
グループの保有契約年換算保険料は、前年度末比1.9%増の2兆8577億円で、会社別には住友生命が同0.7%減の2兆2707億円、メディケア生命が同23.0%増の678億円、シメトラが同12.2%増の5191億円を計上した。住友生命の保有契約年換算保険料のうち個人保険は同0.6%減の1兆4850億円、個人年金保険は同0.9%減の7856億円で、第三分野は同0.5%増の5579億円。
グループの保険料等収入は、前記の通り前年同期比0.7%減の1兆7761億円で、会社別には、住友生命が同2.1%減の1兆5819億円、メディケア生命が同37.6%増の481億円、シメトラが同6.0%増の1458億円。
グループの資産運用収益は、前年同期比5.4%増の7567億円だった。経常費用は同0.1%増の2兆5385億円で、このうち保険金等支払金は同0.9%増の1兆4028億円、責任準備金等繰入額は同12.2%増の5984億円、資産運用費用は同54.3%減の854億円、事業費は同7.4%増の3325億円。以上の結果、グループの経常利益は同7.1%増の710億円、親会社に帰属する四半期純剰余は前記の通り同8.3%増の304億円となった。
なお、住友生命グループの基礎利益は、前記の通り前年同期比2.6%減の2595億円。そのうち住友生命は同0.5%減の2524億円。メディケア生命は前年同期比で減少して▲219億円、シメトラ他は同20.3%増の351億円となった。
グループの総資産は、前年度末比4.5%増の42兆9550億円で、連結ソルベンシー・マージン比率は同29.3ポイント上昇し891.8%となっている。
住友生命単体の経常利益は前年同期比10.2%減の852億円で、四半期純剰余は同13.8%増の410億円だった。総資産は前年度末比3.4%増の36兆6209億円で、実質純資産額は同2.3%増の6兆9400億円、ソルベンシー・マージン比率は同51.9ポイント上昇し892.4%となっている。