2021.12.01 SOMPOHD 21年度第2四半期決算 グループ連結純利益は230%増

SOMPOホールディングスが11月19日に発表した2021年度第2四半期決算によると、連結経常収益は前年同期比9.8%増の2兆1797億円となった。連結正味収入保険料は、SOMPOインターナショナル(SI)に加え、損保ジャパンでの火災・新種保険を中心とした増収などにより、同8.5%増の1兆7017億円を計上した。連結生命保険料は同6.5%減の1579億円。SIと損保ジャパンの増益に加え、ホールディングスで保有する有価証券の一部売却の影響もあり、連結経常利益は同145.9%増の1905億円、親会社株主に帰属する中間純利益は同230.0%増の1307億円と共に大幅増益となった。グループの修正連結利益は同56.6%増の1487億円だった。通期業績予想を上方修正、連結経常利益と連結純利益はいずれも過去最高益を見込む。

 連結経常利益1905億円の内訳は、①損保ジャパン保険引受利益462億円(国内自然災害の減少を主因に119億円増益)②同資産運用粗利益517億円(ネット利配増加を主因に138億円増益)③その他▲101億円(23億円減益)④海外グループ会社370億円(SIの増収効果と前年度の新型コロナ影響の剥落を主因に196億円の増益)⑤SOMPOひまわり生命145億円(25億円減益)⑥SOMPOケア39億円(14億円減益)⑦その他・連結調整等471億円(739億円増益)―となる。
 また、連結純利益1307億円の内訳は、①損保ジャパン641億円(181億円増益)②海外グループ会社263億円(198億円増益)③SOMPOひまわり生命100億円(18億円減益)④SOMPOケア25億円(2億円増益)⑤その他・連結調整等276億円(547億円増益)―となる。通期業績予想に対する進捗率は73%。
 連結の総資産は、前期末比6703億円増加し13兆7890億円となった。
 財務健全性の指標では、ESR(99.5%VaR)は、前年度末から14ポイント上昇し、9月末252%で、ターゲットレンジ(200~270%)内の資本水準を維持している。
 国内損保事業のうち、損保ジャパンの経常利益は前年同期比234億円増益の878億円で、当期純利益は同181億円増益の641億円となった。修正利益は同248億円増益の929億円。
 正味収入保険料は、同1.1%増の1兆1057億円。火災・新種保険が好調に推移しトップラインの増収をけん引した。種目別では、火災が商品改定による料率適正化、企業分野の増収などにより同4.7%増の1587億円。海上が同22.5%増の255億円。傷害が同0.6%増の831億円。自動車は料率適正化などの効果により同0.3%増の5427億円となった。自賠責は同7.2%減の1142億円。その他は主力商品のビジネスマスター・プラスが引き続き好調で同4.0%増の1812億円となった。その他のうち、賠償責任は同0.5%増の946億円。なお、自賠責・家計地震を除く正味収入保険料は9912億円で、同2.2%増。
 正味支払保険金は同3.4%増の5820億円。自賠責と家計地震を除いたE/I損害率は、新型コロナ影響の一部剥落により事故率が増加するも、国内自然災害が減少したことで、同0.9ポイント低下し、56.8%となった。正味事業費率(自賠責・家計地震を除く)は事業費率、社費率ともに計画対比で良好に推移し、同0.1ポイント上昇し34.0%。E/Iコンバインド・レシオ(自賠責・家計地震を除く)は損害率の低下により同0.8ポイント低下し90.7%となった。
 資産運用損益は、ネット利息及び配当金収入はファンドからの分配金増加を主因に前年同期比158億円増の473億円、有価証券売却損益は同123億円減の39億円となり、資産運用粗利益は同138億円増の517億円となった。政策株式削減額は現物・先物合計で199億円となっている。
 単体ソルベンシー・マージン比率は前年度末比27.2ポイント上昇し、730.7%となった。
 国内生保事業で、SOMPOひまわり生命は、インシュアヘルス(R)商品を中心に新契約年換算保険料は順調に拡大、前年同期比16.1%増の131億円を示した。インシュアヘルス(R)商品の占有率は前年同期の56%から64%へと上昇している。保有契約年換算保険料(個人保険と個人年金保険の合計)は前年度末比0.5%減の3793億円だった。うち保障性商品は2157億円で、前年同期比で84億円増加、占有率は同2ポイント上昇し57%となった。
 保険料等収入は前年同期比0.6%減の2140億円だった。責任準備金繰入等は同3.3%減の1366億円、保険金等支払は同7.1%増の378億円、事業費は同9.8%増の447億円、資産運用損益は同0.8%増の245億円で、基礎利益は同9.6%減の174億円、経常利益は同12.8%減の163億円。当期純利益は同15.6%減益の100億円となった。修正利益は保障性商品の保有契約増加等により、同2.6%増の185億円となり、通期予想325億円に対する進捗率は57%となった。単体ソルベンシー・マージン比率は前年度末比68.2ポイント上昇し、1528.6%となっている。
 介護・シニア事業等の業績は、SOMPOケアの修正利益は前年度の特別手当支給の剥落などにより、前年同期比2億円増益の25億円だった。
 海外保険事業では、収入保険料はSIの計画を上回るレートアップやDiversified社の統合効果などを主因に、前年同期比1182億円増収の5687億円となった。SIの増収効果に加え、前年度のコロナ影響の剥落や運用収益改善なども寄与し、海外保険事業の修正利益は同277億円増益の351億円となった。
 通期業績予想の上方修正については、連結経常利益は2670億円(期初予想比+820億円)、連結純利益は1780億円(同+530億円)、1株あたり当期純利益は510円50銭(同+158円35銭)、修正連結利益は期初予想比+50億円増益の2100億円と見込む。なお、同社では、直近の資本余力が中期経営計画で想定している水準を安定的に上回る見込みであることから、追加還元として200億円の自己株式取得の実施を決定している。