2021.09.01 メットライフ生命 三大疾病保障の変額保険発売、特別勘定の種類も拡充、10タイプに
メットライフ生命は9月1日から、「ライフインベストプラス」(正式名称:三大疾病給付変額保険〈有期型〉)の販売を開始する。昨年11月に発売した円建の変額保険「ライフインベスト」(正式名称:変額保険〈有期型2020〉)の商品性を引き継ぎながら、新たに三大疾病保障をプラスしたもので、死亡保障、高度障害保障、三大疾病保障の保障機能に、株式や債券など複数種類の特別勘定へ分散投資できる資産形成機能を組み合わせた円建ての変額保険となる。変額保険分野において、特別勘定での運用が行われる主契約の支払事由に三大疾病が含まれる平準払の変額保険は、業界初(6月末現在、同社調べによる)。
「ライフインベストプラス」は、人生100年時代を見据え、長く生きる上では病気へのリスクが高まることから、三大疾病(悪性新生物・心疾患・脳血管疾患)で所定の支払事由に該当した場合に三大疾病保険金を支払うことで、より保障機能を充実させた変額保険。
三大疾病保険金は、①悪性新生物(上皮内新生物除く):悪性新生物責任開始日前を含めて初めて悪性新生物と診断確定されたとき②心疾患:心疾患により所定の手術を受けたとき、または入院(急性心筋梗塞は1日以上、急性心筋梗塞以外の心疾患は継続20日以上)をしたとき③脳血管疾患:脳血管疾患により所定の手術を受けたとき、または入院(脳卒中は1日以上、脳卒中以外の脳血管疾患は継続20日以上)をしたとき―のいずれかで、基本保険金額または支払事由が生じた日の積立金額のいずれか大きい金額を支払う。
本商品は、無理のない保険料で、投資リスクをコントロールしながら資産づくりが始められ、顧客が三大疾病にかかった時や死亡または所定の高度障害状態となったときには、老後のための資産形成に代えてその時点の保障とすることができる。
契約例として、被保険者の契約年齢30歳・男性で、保険期間・保険料払込期間30年、基本保険金額1000万円(保険金建)で、月払保険料(口座振替扱)が2万4750円の場合、経過年数30年(60歳)時で、死亡・高度障害・三大疾病保険金額は、特別勘定の運用実績が6%の場合で1766万円、同3%以下の場合は1000万円となり、解約返戻金額は、特別勘定の運用実績が6%の場合で1766万円、同3%の場合は1000万円、同0%の場合は555万円、同▲3%の場合は316万円―となる例が示されている。
また、本商品の発売と同時に、現在販売中の「ライフインベスト」に付加できる三大疾病保険料払込免除特約(変額保険〈有期型2020〉用)も新たに発売する。この特約を付加することにより、三大疾病で所定の事由に該当した場合に以後の保険料の負担なく老後の資産形成や死亡保障を継続することができる。
さらに、9月から「ライフインベストプラス」「ライフインベスト」で選択可能な特別勘定の種類を拡充し、特別勘定の選択肢を増やすことによりさまざまな顧客の運用に対する意向に沿った、より柔軟な資産づくりを可能とした。
特別勘定の種類は、①バランス型30②バランス型50③バランス型70④グローバルバランス型(円ヘッジあり)⑤日本株式型⑥世界株式型(アクティブ)⑦世界株式型⑧米国株式型(アクティブ)⑨世界債券型⑩短期金融市場型―の10種類で、④⑥⑧は9月から追加されるもの。①~④はあらかじめ複数の資産に分散投資するものとなっている。
④グローバルバランス型(円ヘッジあり)は、主に先進国の株式先物、債券先物などに投資を行い、機動的に配分比率を変更することで、リスクを一定水準以下に保ちつつ、特別勘定資産の成長を目指した運用を行う。⑥世界株式型(アクティブ)は、主として世界の株式市場において、成長が期待される企業の株式等に投資することにより、中長期的な資産の拡大を目指す。⑧米国株式型(アクティブ)は、主として米国の株式市場において、成長が期待される企業や株価が割安な企業等に分散して投資することにより、中長期的な資産の拡大を目指す。