住友生命が８月６日に発表した２０２１年度第１四半期決算によると、連結保険料等収入は前年同期比１２．０％増の５９７２億円となった。グループ基礎利益は同６．８％減の７８０億円だった。グループの新契約年換算保険料は同２６．２％増の６５９億円。保有契約年換算保険料は前年度末比１．２％増の２兆８３９２億円となった。連結総資産は同２．０％増の４１兆９２４２億円、連結ソルベンシー・マージン比率は９００．７％で同３８．２ポイント上昇した。

　住友生命単体の新契約年換算保険料（個人保険と個人年金保険）は前年同期比９２．１％増の２５１億円。このうち第三分野は同１４６．５％増の９８億円だった。保有契約年換算保険料（個人保険と個人年金保険）は前年度末比０．３％減の２兆２８０３億円で、このうち第三分野は同０．２％増の５５６５億円。
　基礎利益は前年同期比７．８％減の７１６億円となった。
　経常収益は同９．５％増の７６７８億円。このうち、保険料等収入は同１２．４％増の５３４３億円、資産運用収益は同９．１％増の２１３４億円となった。経常費用は同１０．９％増の７５０４億円で、このうち保険金等支払金は同０．１％増の４３３４億円、責任準備金等繰入額は同１０９．６％増の１４８４億円、資産運用費用は同１６．６％減の５６５億円、事業費は同６．４％増の８２５億円だった。
　経常利益は同３０．５％減の１７４億円、四半期純剰余は同１７．０％増の１４０億円となった。
　総資産は前年度末比１．２％増の３５兆８１５８億円、実質資産負債差額（実質純資産額）は同１．４％増の６兆８７６５億円、ソルベンシー・マージン比率は同５９．１ポイント上昇して８９９．６％だった。
　解約・失効年換算保険料は前年同期比２７．４％増の１８０億円。
　メディケア生命の新契約年換算保険料は同８１．７％増の４８億円、保険料等収入は同３８．２％増の１４８億円、保有契約年換算保険料は前年度末比７．２％増の５９１億円となった。基礎利益は▲７１億円。
　海外事業では、シメトラ社（米国）の新契約年換算保険料は前年同期比１．４％減の３５９億円、保険料等収入は同２．４％増の４７９億円、保有契約年換算保険料は前年度末比８．０％増の４９９７億円だった。シメトラほかの基礎利益は、前年同期比４６．４％増の１３６億円を計上。