2021.07.02 はなさく生命 健康状態に不安のある人のニーズに対応、「かんたん告知はなさく定期」発売

 はなさく生命は7月1日から、「かんたん告知はなさく定期」(正式名称:引受緩和型定期保険(無解約払戻金型))の販売を開始した。同社としては初の持病のある人や健康状態に不安のある人でも加入しやすい引受緩和型の定期保険で、これまでアプローチできなかった顧客のニーズに応えるとしている。

 「かんたん告知はなさく定期」は、三つの告知項目がすべて「いいえ」なら申し込み可能で、最長90歳まで死亡保障を確保することができる。保険金の削減期間はなく、加入時から保険金額の100%を保障する。告知項目は、①直近3カ月以内に医師により入院・手術・検査・先進医療を勧められたことがあるか②過去2年以内に、病気やケガで入院・手術・先進医療を受けたことがあるか③過去5年以内に悪性新生物または上皮内新生物、肝硬変、認知症、アルコール依存症、統合失調症で医師による診療を受けたことがあるか―という内容。
 主契約で契約者の死亡に対して死亡保険金を支払い、不慮の事故による所定の高度障害状態または身体障害状態になったときは、以後の保険料の払込みを免除する。リビング・ニーズ特約は自動付加。
 オプションでがん等に備えるための引受緩和型3大疾病保険料払込免除特約を用意していることがポイントで、この特約を付加する場合、告知項目は六つとなる。保障範囲に上皮内がん保障あり型と保障なし型の2種類があり、上皮内がん保障あり型は、責任開始時以後に初めてがん(上皮内がんや皮膚の悪性黒色腫以外の皮膚がんを含む)と診断確定されたとき保険料の払込を免除する。同なし型は、責任開始時以後に初めて悪性新生物(上皮内がん、皮膚の悪性黒色腫以外の皮膚がんを含まない)と診断確定されたときとなる。心疾患と脳血管疾患の払込免除事由は共通で、心疾患の場合は、①所定の急性心筋梗塞を発病しその治療のため1日以上の入院をしたとき、または所定の手術をしたとき②所定の急性心筋梗塞以外の心疾患を発病しその治療のため継続20日以上の入院をしたとき、または所定の手術を受けたとき―となり、脳血管疾患の場合は、①所定の脳卒中を発病しその治療のため1日以上の入院をしたとき、または所定の手術をしたとき②所定の脳卒中以外の脳血管疾患を発病しその治療のため継続20日以上の入院をしたとき、または所定の手術を受けたとき―となる。
 契約年齢範囲は20~80歳で、保険期間(保険料払込期間)は年満期が10年、15年、20年、25年、30年、35年。歳満期が60歳、65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳。保険料払込回数は月払・年払、保険料払込経路は口座振替扱・クレジットカード扱。
 保険料例として、保険期間・保険料払込期間が90歳満期、月払で主契約の死亡保険金額200万円、リビング・ニーズ特約自動付加、引受緩和型3大疾病保険料払込免除特約を付加しない場合は、契約年齢30歳男性2234円、同女性1798円、40歳男性3326円、同女性2582円、50歳男性5602円、同女性3950円、60歳男性8448円、同女性5440円となる。
 前記例に加えて、引受緩和型3大疾病保険料払込免除特約(上皮内がん保障あり型)を付加した場合は、契約年齢30歳男性2980円、同女性2410円、40歳男性4862円、同女性3716円、50歳男性9118円、同女性5960円、60歳男性14734円、同女性8372円となる。
 付帯サービスとして、死亡保険金受取人が利用できる「ご遺族あんしんサポート」、契約者とその家族が利用できる「24時間健康電話相談サービス」「24時間女性健康相談ダイヤル(女性限定)」がある。いずれも相談は無料。