2021.03.02 住友生命 20年度第3四半期決算、基礎利益は8%減2665億円に[2021年2月12日]

 住友生命が2月12日に発表した2020年度第3四半期決算によると、連結保険料等収入(連結損益計算書ベース)は前年同期比2.6%減の1兆7892億円となった。グループ基礎利益は同8.7%減の2665億円だった。グループの新契約年換算保険料は同4.5%減の1475億円で、保有契約年換算保険料は前年度末比0.0%減の2兆8060億円だった。
 住友生命グループの20年度第3四半期の連結経常収益は前年同期比0.3%増の2兆6017億円だった。このうち資産運用収益は同7.9%増の7179億円。経常費用は同0.7%減の2兆5353億円で、このうち保険金等支払金は同5.4%減の1兆3899億円、責任準備金等繰入額は同15.3%増の5332億円、資産運用費用は同11.0%減の1870億円、事業費は同4.8%増の3095億円だった。以上の結果、経常利益は同41.7%増の663億円となり、親会社に帰属する四半期純剰余は166億円、四半期包括利益は同100.7%増の6576億円を計上した。
 グループの総資産は、前年度末比5.2%増の40兆6591億円で、連結ソルベンシーマージン比率は同72ポイント上昇し942.0%となった。
 住友生命単体の新契約年換算保険料(個人保険と個人年金保険)は前年同期比19.5%減の684億円となった。このうち、第三分野は同35.1%減の189億円だった。
 保有契約年換算保険料(個人保険と個人年金保険)は前年度末比0.7%減の2兆2865億円だった。このうち第三分野は同0.2%減の5553億円となった。
 解約・失効年換算保険料(個人保険と個人年金保険)は前年同期比17.9%減の450億円となっている。基礎利益は同5.3%減の2536億円だった。
 経常収益は同0.1%減の2兆3006億円、保険料等収入は同3.4%減の1兆6164億円となった。資産運用収益は同11.3%増の6003億円で、このうち利息及び配当金等収入は同4.7%減の4439億円だった。
 経常費用は同0.1%増の2兆2056億円で、このうち保険金等支払金は同6.3%減の1兆2934億円、責任準備金等繰入額は同25.9%増の4389億円、資産運用費用は同1.8%減の1475億円、事業費は同2.4%増の2406億円となった。
 経常利益は同3.7%減の949億円、四半期純剰余は同4.1%減の360億円だった。
 住友生命単体の総資産は前年度末比5.9%増の34兆9084億円、実質資産負債差額(実質純資産額)は同10.8%増の7兆322億円となった。ソルベンシー・マージン比率は924.1%で同50.5ポイント上昇した。
 メディケア生命は、保険料等収入が前年同期比17.4%増の349億円、新契約年換算保険料が同171.6%増の115億円、保有契約年換算保険料が前年度末比23.0%増の510億円となった。基礎利益は▲134億円。
 海外事業では、シメトラ社の保険料等収入は前年同期比2.7%増の1375億円、新契約年換算保険料は同3.6%増の675億円、保有契約年換算保険料は前年度末比1.3%増の4685億円だった。シメトラ他海外事業の基礎利益は前年同期比5.2%減の292億円。