2020.06.05 ■明治安田生命 新たな10年計画策定「MY Mutual Way 2030」[2020年5月22日]

 明治安田生命は、5月22日に新たに10年計画「MY Mutual Way 2030」を策定し発表した。相互会社として、時代を超えて進化する顧客志向の追求を基本姿勢としつつ、10年後に目指す姿を「『ひとに健康を、まちに元気を。』最も身近なリーディング生保へ」と定めた。20年度は、新型コロナウイルス感染症に対応する単年度経営計画「とことん!アフターフォロー特別計画」を推進。21~23年度は中期経営計画と企業風土・ブランド創造運動からなる3カ年プログラム「MY Mutual Way Ⅰ期」を実施する。

20年度は「とことん!アフターフォロー」
 10年計画の最初の年に当たる20年度は、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う環境変化を踏まえ、単年度の経営計画「とことん!アフターフォロー特別計画」を推進。保険金・給付金の支払いなどの基幹業務の確実な実行に加え、「保険料払込猶予期間の延長」などの特別取り扱いの提案や対面と非対面を融合した新たなアフターフォローの確立など、コロナ禍においても顧客に寄り添ったアフターフォローを提供できる態勢構築を優先する。
 計画の推進に当たっては、経営目標には業績指標を設定せず、アフターフォローの進捗を測る指標を「経営目標(6月末に公表予定)」に設定しその効果を測る「確認指標」と経営品質などを測る「検証指標」によって運営する。
 計画の重点実施事項は、①顧客志向の取り組みの推進として、保険金支払いなどの基幹業務の確実な実行と新型コロナウイルス感染症の拡大を踏まえた特別取り扱いを実施②コロナ禍を踏まえた態勢の整備として、MYライフプランアドバイザー(営業職員)に配付済みのタブレット型端末を活用し、非対面による取り扱いを新契約手続きでも開始③「MY Mutual Way Ⅰ期」の円滑なスタートに向けて同プログラムで予定する「4『大』改革」の取り組みの一部を先行実施―の三つを挙げた。