2020.05.18 ■チューリッヒ生命 「終身治療保険プレミアムDX」発売、多様な治療方法を長期的に保障[2020年]

 チューリッヒ生命は6月2日から、多様な治療方法を長期的に保障する新しいタイプの医療保険「終身治療保険プレミアムDX」(正式名称:無解約払戻金型終身医療治療保険)を全国で発売する。医療技術の進歩で入院期間の短期化など、治療方法が多様化していることを受け、「多様な治療方法を長期的に保障する終身医療保険」をコンセプトとして、入院・手術・放射線・通院・在宅医療の各種治療を包括的に保障する。

 「終身治療保険プレミアムDX」は主契約で、入院月額給付金、手術月額給付金、放射線治療月額給付金、通院月額給付金、在宅医療月額給付金を支払う。支払額は、入院月額給付金は基準給付月額の1倍、手術月額給付金はⅠ型の場合、入院中は基準給付月額の2倍、入院中以外は基準給付月額の0・5倍、Ⅱ型の場合、入院中は基準給付月額の1倍、入院中以外は基準給付月額の0・5倍。放射線治療月額給付金は、Ⅰ型の場合、基準給付月額の2倍、Ⅱ型の場合、基準給付月額の1倍となる。通院月額給付金と在宅医療月額給付金は、どちらも基準給付月額の0・2倍を支払う。
 基準給付月額は、5万円、10万円、15万円、20万円から選択。
 それぞれの治療方法で定める月額給付金の中で最も高い金額を月単位で支払うことが特色で、「高額療養費制度」を考慮した保障の形を実現している。支払限度額は、入院月額給付金、手術月額給付金、放射線治療月額給付金は、基準給付月額の120カ月分で、通院月額給付金、在宅医療月額給付金は同60カ月分。
 例えば、1月に入院し手術を行い、2月に再度入院しその後通院、3月は通院治療のみだった場合、基準給付月額10万円、給付倍率Ⅰ型の給付例では、1月は手術月額給付金20万円を支払い、2月は入院月額給付金10万円を支払い、3月は通院月額給付金2万円を支払う―ということになる。
 退院後の通院・在宅医療については退院日の翌月から24カ月の長期保障を提供する。また、従来型の医療保険と異なり、1回の入院に対する支払限度日数がないため、脳血管疾患や統合失調症などの入院が長期になりがちな傷病にも備えることができる。
 また、「入院免責日数特約」では、既存の医療保険の保障との重複を避け、入院月額給付金(主契約)および女性総合疾病入院月額給付金(不妊治療保障付女性総合疾病治療特約)について入院を開始した日から所定の期間を免責とし、その分の保険料を割り引く。免責日数には60日型と540日型がある。
 その他の特約として、傷病により働くことができなくなり、収入が減少した場合に備える「収入サポート特約」、女性特有の疾病や特定不妊治療を受けた場合に備える「不妊治療保障付女性総合疾病治療特約」、先進医療を受けた場合の費用を補う「先進医療特約(Z05)」、特定の疾病になった際に保険料の払込を免除する「3大疾病保険料払込免除特約」を付加することができる。
 主契約の基準給付月額10万円、給付倍率Ⅰ型、保険料払込期間終身の場合の月払保険料は、加入年齢満30歳男性で4540円、同女性で5040円、同満40歳男性で6100円、同女性で5680円、同満50歳男性で8320円、同女性で7180円となる。これに入院免責日数特約(免責60日型)を付加した場合は、満30歳男性で3180円、同女性で3550円、同満40歳男性で4270円、同女性で3940円、同満50歳男性で5780円、同女性で4820円となる。
 販売チャネルは、募集代理店、金融機関、インンターネット、通信販売。