2020.04.17 ■大樹生命 ワイドガードプレミアム他新発売、3大疾病罹患前の病態も一時金で保障[2020年4月1日]

 大樹生命は4月1日から、生前給付保障セレクトの新特約「ワイドガードプレミアム(正式名称:総合障害保障特約020)」と「ナイスガードプレミアム(正式名称:特定疾病保障特約020)」の販売を開始した。この二つの特約について「健康自慢(正式名称:健康体料率特約(特約用))」の対象とする「健康自慢」のバージョンアップも行った。

 「ワイドガードプレミアム」は、3大疾病や介護、身体障害、死亡などのリスクに幅広く一時金で備えることができる生前給付保障。また、3大疾病よりも早期の病態に対して給付金を支払うことが特長で、3大疾病に至る前に適切な治療を受けるため、①上皮内がん等の診断確定(責任開始の日から90日の間に診断確定された乳房の上皮内がんを除く)②急性心筋梗塞・脳卒中による1日以上の入院③狭心症・脳血管疾患(脳卒中を除く)による所定の手術―に該当したときに、特定生活習慣病給付金として特約保険金額の10%の額を支給する。
 これは、20歳以上の人の健康診断受診率の高まりに加えて、医学の進歩もあり、3大疾病(がん・急性心筋梗塞・脳卒中)よりも早期の病態で発見されるケースが増えているためで、「全てのがんのうち、上皮内がんで診断される割合が10・1%。特に、20~40代の女性で罹患(りかん)率の高い『女性特有のがん(子宮頸がん・子宮体がん)』は、上皮内がんの段階で診断されることが多い」「狭心症は急性心筋梗塞の前兆となる疾患で、総患者数は急性心筋梗塞の10・8倍と罹患リスクも高い」「2019年7月時点の脳ドック施設数は679施設で、脳ドックが身近なものになってきており、これを受診すると脳梗塞やくも膜下出血などの原因となる脳動脈瘤や脳血管病変を無症状のうちに発見することができる」といった例が示されている。
 また、「ナイスガードプレミアム」は、3大疾病に特化した保障となるもので「ワイドガードプレミアム」の保障から、介護、身体障害、死亡・高度障害状態等の保障を除いたタイプ。
 「ワイドガードプレミアム」「ナイスガードプレミアム」では、「年金支払特約(特約用)」を付加することで、保険金を年金で受け取ることもできる。この特約は、支払事由に該当する前にのみ付加できるが、ライフステージの変化に伴う加入時と保険金受取時の受取方法のニーズの変化に柔軟に対応するものとなっている。
 大樹生命では、保険申し込み時に健康診断結果を提出すると、健康状態等が同社所定の付加条件を満たす場合に、対象特約の保険料を割り引く特約「健康自慢」を2000年から販売している。近年、健康志向が高まる中、20歳以上の健康診断受診率が上昇していることを受け「健康自慢」をバージョンアップ、今回発売した「ワイドガードプレミアム」「ナイスガードプレミアム」も「健康自慢」の対象に加え、多くの顧客に“割安な保険料”で保障を提供する。この特約に加入可能な年齢は、18~65歳。
 「ワイドガードプレミアム」で特約保険金額100万円、口座振替扱月払の保険料は、40歳男性で10年更新契約の場合836円(健康自慢適用:647円)、80歳満期契約の場合1872円(健康自慢適用:1799円)で、同女性で10年更新契約の場合920円(同:869円)、80歳満期契約の場合1390円(同:1370円)となる。