10.28 明治安田生命 外貨建一時払終身保険2タイプ新発売 資産形成、生前贈与のニーズに対応
明治安田生命 外貨建一時払終身保険2タイプ新発売 資産形成、生前贈与のニーズに対応
明治安田生命では12月2日から、2タイプの「外貨建一時払終身保険」(5年ごと利差配当付利率変動型一時払保障選択制終身保険〈指定通貨建〉[A])をMYライフプランアドバイザーチャネルで発売する。「期間がえらべる外貨建一時払終身保険」は、第1保険期間を5年・7年・10年から選び、トンチンの仕組みを活用して中長期で資産を増やす米ドル建ての一時払終身保険で、「贈与がかんたん外貨建一時払終身保険」は、生命保険を活用することで、“かんたん・計画的”に生前贈与を行うことができる米ドル建ての一時払終身保険。いずれの商品も、円に比べ金利の高い外貨を活用する一方で、「市場価格調整機能(MVA)」はないため、顧客にとって分かりやすく、また金利変動リスクのない商品とした。充実した外貨建商品ラインアップで「人生100年時代」を応援していく、としている。
「期間がえらべる外貨建一時払終身保険」は、被保険者が第1保険期間に死亡したときは基本保険金額を、第2保険期間(終身)に死亡したときは、被保険者が死亡した日の積立金額を死亡保険金受取人に支払う。
「期間がえらべる外貨建一時払終身保険」の第1の特徴は、顧客の資産活用ニーズに合わせて、第1保険期間を5年・7年・10年から選択可能としたこと。第1保険期間が長いほど、第2保険期間開始時点の受取率・実質的な利回り(米ドル建て)は大きくなる。
第2の特徴は、第1保険期間の死亡保障等を抑えることで、第2保険期間の魅力的な受取額(米ドル建て)を実現した点。
受取率(基本保険金額〈米ドル〉に対する第2保険期間開始時点の死亡保険金額〈米ドル〉の割合)の例として、予定利率1.5%の場合の第1保険期間5年の受取率は103.5%であるのに対し、同10年の場合は、107.4%(男性・女性とも)、予定利率2.0%の場合の第1保険期間5年の受取率は106.2%であるのに対し、同10年の場合は、113.2%(男性の場合)となることが示されている。なお、予定利率は、直近の市場金利により、第1保険期間(5年・7年・10年)の年数に応じて設定される。
また、第3の特徴は、第2保険期間の受取方法・受取通貨等を選ぶことができる点で、第2保険期間では、第1保険期間で増やした資産を死亡保険金として家族にのこすことも、解約して自身で受け取ることも可能。第2保険期間の死亡保険金額・解約時の返戻金額は、5年ごとに見直される予定利率により決まる。保険金、返戻金等の受取通貨は、円または米ドルのいずれかを選ぶことができる。
保険料払込方法は一時払い(円での払込みのみ)。一時払保険料は10万円単位で最低100万円。最高一時払保険料は、契約年齢0~15歳では、第2保険期間開始時の死亡保険金1000万円相当額に対応する保険料、同16~19歳では、第2保険期間開始時の死亡保険金5000万円相当額に対応する保険料、同20~90歳では、第2保険期間開始時の死亡保険金5億円相当額に対応する保険料、までとなる。
「贈与がかんたん外貨建一時払終身保険」は、生存給付金を被保険者が契約日に生存しているときに生存給付金受取人に支払う。「第1回」の支払額は生存給付金基準額に同社所定の利息を付した金額となる。「第2回以降」は、被保険者が生存給付金支払日に生存しているときに生存給付金基準額を生存給付金受取人に支払う。
被保険者が死亡したときは、死亡保険金を死亡保険金受取人に支払う。「第1保険期間」については、「被保険者が死亡した日の直前の生存給付金支払日における積立金額」と「基本保険金額から『生存給付金基準額×生存給付金の支払事由が発生した回数』を差し引いた金額」のいずれか大きい金額を支払い、「第2保険期間(終身)」については、被保険者が死亡した日の積立金額を支払う。
「贈与がかんたん外貨建一時払終身保険」の第1の特徴は、生命保険を活用して、“かんたん・計画的”に生前贈与を行うことができること。「贈与契約書」の作成など、贈与の手続きが省略でき、生存給付金支払回数を5回・10回から選べる。初回の生存給付金は、契約日後すぐに受け取れる(請求書の提出は必要)ため、契約日を含む課税年度から贈与税の基礎控除を活用できる。2回目以降の生存給付金は、年単位の契約応当日に受け取れる。
第2の特徴は、生存給付金を円で受け取る際の上限額を指定できることで、毎年の贈与金額は、贈与税の基礎控除額(110万円)以下に抑えるなど、円安時でも贈与税の負担が大きくならないようにできる。なお、「円建上限額」を超えた場合は、「繰越準備金」として積み立て、翌年以降に繰り越すことで、為替変動による円での受取額への影響を小さくすることができる。
第3の特徴は、一生涯の死亡保障も同時に準備できるという点で、第2保険期間開始時点の死亡保険金額(終身保障倍率)を、生存給付金基準額の「0倍」・「2.5倍」・「5倍」から選ぶことができる。第2保険期間の死亡保険金額・解約時の返戻金額は、5年ごとに見直される予定利率により決まる。保険金、返戻金等の受取通貨は、円または米ドルのいずれかを選ぶことが可能。
保険料払込方法は一時払い(円での払込みのみ)。一時払保険料は10万円単位で最低300万円。最高一時払保険料は、契約年齢0~15歳で1000万円、同16~19歳で5000万円、同20~90歳で5億円までとなる。