2019.09.24 朝日生命 「7大疾病一時金特約」発売 生活習慣病をさらに手厚くサポート

 朝日生命は10月2日、所定の生活習慣病を一時金で保障する「7大疾病一時金特約」〔正式名称:無配当7大疾病一時金特約(医療保険)(返戻金なし型)〕を発売する。7大疾病は、がん、心臓病、脳血管疾患、腎臓病、肝臓病、糖尿病、高血圧性疾患―の7種類の生活習慣病で、同特約は、従来の「生活習慣病保険(返戻金なし型)」の「7大疾病給付金」が備えている「幅広い保障範囲」「早い段階での支払い」「何度でも支払う」という三つの特長をバージョンアップすることで、生活習慣病の治療を一時金でさらに手厚くサポートする。

 「7大疾病一時金特約」が大きくバージョンアップしたポイントの一つ目は、「幅広い」保障範囲として、近年増加傾向にある「狭心症による所定の手術(カテーテル手術等)」を新たに支払事由へ追加したこと。二つ目は、「早い」段階での支払いとして、心臓病や脳血管疾患について、「1日以上の入院で支払い」にバージョンアップし、60日の労働制限や神経学的後遺症といった要件を廃止。また、慢性腎臓病について、従来は最も重度なステージ5「腎代替療法(人工透析や腎移植)が必要」を支払要件としていたものをステージ4の「現状維持が治療目標」にまで保障範囲を拡大して支払うことにした。三つ目の複数回支払いについては、2年に1回の制限を「1年に1回」にバージョンアップした。
 同社では、2004年4月から「生活習慣病保険」を提供しており、累計販売件数215万件と好評を得ている。一方で、生活習慣病の患者数は年々増加しており、17年には、20歳以上の延べ総患者数が約1865万人となった。また、生活習慣病や関連疾患は、医療費の約3割・死因の約6割(厚生労働省「平成26年版厚生労働白書」)を占めていることから、生活習慣病治療のサポートをより強化したという。
 また、「介護が必要となった主な原因は、その約26%(厚生労働省『平成28年国民生活基礎調査』における脳血管疾患、心臓病、糖尿病、がんの割合の合計)が生活習慣病であることから、要介護状態への移行を予防することにも役立ててもらえる」としている。
 保険料例(7大疾病一時金額100万円、月払口座・クレジットカード料率の場合)は、40歳男性で保険期間10年の場合1210円、終身払の場合4190円。同じく40歳女性の場合は、保険期間10年で1850円、終身払の場合で3340円。
 契約年齢範囲は15~79歳。保険期間・保険料払込期間は主契約と同一で、取り扱い金額は20万円~1000万円(5万円単位)の範囲。付加対象となる契約は、「生活習慣病保険(返戻金なし型)」「医療保険(返戻金なし型)(2010)」「医療保険L(返戻金なし型)(2011)」となる。
 同社は「一人ひとりの“生きる” を支える」という企業ビジョンを掲げ、さまざまな商品やサービスの開発・提供に取り組んでおり、今回発売する「7大疾病一時金特約」もその一つ。サービス面では、9月27日から、ヘルスケアエンターテインメントアプリ「kencom×ほけん(けんこむほけん)」を提供し、「お客さまの健康増進」をサポートする取り組みも推進する(注)。今後も、企業ビジョン「一人ひとりの“生きる” を支える」の実現に向け、さまざまな商品やサービスを開発・提供していく方針だ。

 (注)「kencom×ほけん(けんこむほけん)」は、健康増進に役立つ情報配信や日々の歩数の自動記録のほか、ゲームの要素を取り入れたプログラムなどの機能を備え、日常生活で楽しみながら気軽に健康増進活動に取り組むことができるスマートフォン用のアプリ。