住友生命が８月９日に発表した２０１９年度第１四半期決算によると、連結保険料等収入は前年同期比０．４％増の６２５９億円となった。グループ基礎利益は同５．５％減の８９５億円だった。グループの新契約年換算保険料は同２２．０％増の７０５億円と大幅な伸びを示した。保有契約年換算保険料は前年度末比０．６％増の２兆７９９４億円となった。連結総資産は同１．３％増の３８兆３１１３億円、連結ソルベンシー・マージン比率は９５２．０％で同３６．４ポイント上昇した。

住友生命単体の新契約年換算保険料（個人保険と個人年金保険）は前年同期比１．４％増の２８９億円と前年同期実績を上回った。このうち第三分野は同６．０％減の１０１億円となった。
保有契約年換算保険料（個人保険と個人年金保険）は前年度末比０．３％減の２兆３１７２億円で、このうち第三分野は同０．２％増の５５４０億円だった。
経常収益は前年同期比１．８％減の７８１２億円となった。このうち、保険料等収入は同１．０％減の５７０７億円、資産運用収益は同９．０％減の１７１４億円となった。
経常費用は同０．９％増の７５５４億円で、このうち保険金等支払金は同１．１％増の４８５６億円、責任準備金等繰入額は同９．８％減の９５０億円、資産運用費用は同１５．３％増の６４２億円、事業費は同０．５％増の７９５億円だった。
経常利益は同４５．０％減の２５８億円、四半期純剰余は同２０．３％減の１２６億円、基礎利益は同４．１％減の８３１億円となった。
総資産は前年度末比０．８％増の３２兆９７６７億円、実質資産負債差額（実質純資産額）は同３．９％増の６兆８１０５億円、ソルベンシー・マージン比率は同２４．３ポイント上昇して９５４．４％だった。
解約・失効年換算保険料は前年同期比６．６％増の１８８億円。
メディケア生命の新契約年換算保険料は同９．４％増の１５億円、保険料等収入は同１５．０％増の９６億円、保有契約年換算保険料は前年度末比２．９％増の３９２億円となった。
海外事業では、シメトラ社の新契約年換算保険料は前年同期比４３．７％増の４００億円、保険料等収入は同１７．４％増の４５４億円、保有契約年換算保険料は前年度末比５．６％増の４４２９億円だった。