三井住友海上プライマリー生命は５月７日、外貨建一時払終身保険「しあわせ、ずっと」に新たな機能を追加した「しあわせ、ずっと２」（正式名称：円建終身移行特約付通貨選択利率更改型終身保険／死亡保障充実特約付通貨選択利率更改型終身保険〈定期支払特約付〉）の取り扱いを開始した。２０１２年２月に発売した「しあわせ、ずっと」は、好金利の外貨で増やすなどの特徴から、多くの顧客と代理店から好評で、販売累計額は１９年３月末時点で３兆円（注）を超えている。今回、より幅広い顧客のニーズに応えるため、商品内容をリニューアルした「しあわせ、ずっと２」を発売した。

　今回リニューアルした「しあわせ、ずっと２」では、定期支払金を毎年受け取れる「定期支払コース」を新設。顧客の多様な資金ニーズに合わせて、複利で増やす仕組みの「積立コース」と、新たな「定期支払コース」の２コースから選択することができる。
　「定期支払コース」は、１年間の利息相当分を定期支払金として支払うことで、“毎年受け取る楽しみが欲しい”顧客のニーズに対応する。
　一方、「積立コース」は、固定利率・複利で着実に増やすことで、資産を“しっかり育てたい”顧客のニーズに応える。同コースは、解約払戻金の円換算額があらかじめ設定した目標額以上になった場合、円建終身へ自動移行する機能を備えており、解約控除率の引き下げによって目標額に到達することがより期待される。
　また、介護年金移行特約を付加することで、終身の死亡保障に代えて、解約払戻金を原資とした終身介護年金に移行することが可能。公的介護保険制度の要介護２以上と認定されている場合、契約日から１年経過以後であれば介護年金へ移行できる。
　同商品の契約通貨は、米ドル、豪ドル、ユーロの３種類。
　一時払保険料の最低保険料は、米ドルは１万米ドル（１米ドル単位）、豪ドルは１万豪ドル（１豪ドル単位）、ユーロは１万ユーロ（１ユーロ単位）から。最高保険料は、積立コースは契約日時点の円換算額で５億円、定期支払コースは契約日時点の円換算額で３億円まで。
　円入金特約を付加した場合は、最低１００万円（１００円単位）から、最高で積立コースは５億円、定期支払コースは３億円まで。外貨入金特約を付加した場合は、払込通貨により、前記の最高額・最低額を適用。ただし、契約通貨がユーロの場合には、同特約を付加することはできない。
　保険期間は終身。契約年齢は、積立コースが０～８７歳、定期支払コースが０～８０歳。保険料の払込方法は一時払のみ。
　付加されている特約は、積立コースは円建終身移行特約、定期支払コースは定期支払特約と死亡保障充実特約。付加できる主な特約は、両コース共に円入金特約、外貨入金特約、円支払特約、遺族年金支払特約、介護年金移行特約、年金移行特約、指定代理請求特約。
　５月７日から１０８金融機関で販売しており、今後も取り扱い代理店を順次拡大していく予定。
　（注）商品性が同一の「しあわせの架け橋」「ＧＲＯＷＩＮＧ　ＬＩＦＥ」「三井住友プライマリー外貨建定額終身保険」を含む。