2019.04.03 日本生命 「入院総合保険“NEW in 1”」発売 日帰り入院から一時金支払い 外来手術や先進医療も保障

 日本生命は4月2日、「ニッセイみらいのカタチ」の「総合医療保険」を刷新した、「入院総合保険“NEW in 1(ニューインワン)”」を発売した。同商品は従来の「日額方式」ではなく「一時金方式」で入院給付金を支払う、新しいタイプの入院保険。日帰り入院からまとまった金額の「一時金」を受け取ることができるため、入院中の費用だけでなく、入院前後の通院・入院準備費等をカバーすることができる。また、入院を伴わない手術(外来手術)や先進医療も保障する。

 同商品では、所定の入院をした場合に、日帰り入院(入院日数が1日、入院開始日と退院日が同一の日である場合)から入院給付金を一時金で受け取ることができる。所定の入院で、入院日数が1日、30日、60日、90日の各日数に達したときに、入院給付金として、100回を限度に入院給付金額を支払う。また、入院を伴わない所定の手術(外来手術)を受けた場合には、外来手術給付金として、30回を限度に入院給付金額の10%を受け取ることができる。入院給付金、外来手術給付金とも、診断書の代わりに領収書等の添付で請求できる。
 さらに、先進医療給付あり型の場合、所定の先進医療による療養を受けたときに、通算2000万円を限度として、先進医療にかかる技術料と同額の先進医療給付金を受け取れる他、交通費・宿泊費等、自由に使える先進医療サポート給付金として、20万円(ただし、先進医療にかかる技術料と同額が上限)を受け取ることができる。先進医療サポート給付金の支払限度は、一連の先進医療による療養について1回限り。
 契約年齢範囲は3~74歳。保険期間は5年~終身。保険料払込期間は全期払・短期払、保険料払込回数は月払・年払がある。付加可能な特約は「保険料払込免除特約」。解約払戻金はない(保険期間終身の場合、保険料払込期間経過後は入院給付金額)。
 入院給付金額30万円・先進医療給付あり型、月払・口座振替扱、保険料払込期間10年、保険料払込免除特約を付加しない場合の保険料例は、契約年齢30歳:男性3244円、女性4175円、40歳:男性4157円、女性4028円、50歳:男性6340円、女性4940円。
 厚生労働省の調査によると、医療技術の進歩等により入院日数は短期化傾向にあり、退院患者のうち約6割が10日以内に退院している。一方で、入院前後の通院患者数は増加している。
 入院・手術等に加え、入院準備や入院前後の通院等に費用がかかることから、短期入院でも自己負担額は高額になる可能性がある。
 また、近年受療者が増えている先進医療は、公的医療保険制度の保険給付対象外であることから、自己負担額が数百万円になる場合もある。さらに、重粒子線治療等の一部の先進医療は実施する医療機関が限られており、高額な技術料に加え、交通費や宿泊費の負担が必要となる可能性がある。
 日本生命では、このような背景から、入院が短期の場合や先進医療による療養を受けた場合の費用もカバーすることができる「入院総合保険“NEW in 1”」を開発。販売愛称には、「一時金(1)で受け取れる、新しい(NEW)入院(NEW in)保険」という意味を込めた。