2019.03.26 損保ジャパン日本興亜・SOMPOリスク 東北電力の法人顧客向け BCP支援サービス提供 ソフト面でBCP対策に貢献
損保ジャパン日本興亜とSOMPOリスクマネジメント(以下「SOMPOリスク」)は、東北電力㈱(原田宏哉社長)が3月14日から開始する法人の顧客向け「BCP(事業継続計画)関連支援サービス」のうち、ソフト面であるBCP策定支援サービスなどを提供する。提供する主なサービスは、BCPの策定・見直し、BCPの実効性を高めるための訓練支援・体制構築などの有料サービスと、一部の無料のサービス。「BCP(事業継続計画)関連支援サービス」の提供を希望する東北電力の法人顧客の相談に、損保ジャパン日本興亜とSOMPOリスクが直接応える。 「BCP(事業継続計画)関連支援サービス」は、東北電力が、同社の法人顧客(事務所ビル・商業施設・工場等)のニーズに応じて、ハード・ソフト両面でBCPを支援するサービス。ハード面のサービスは東北電力のグループ企業が、ソフト面のサービスは損保ジャパン日本興亜とSOMPOリスクが提供する。 BCPは、自然災害や設備故障、業務システムの停止、火災、テロといった緊急事態の際にも、企業が事業の損害を最小限に抑え、重要な業務の早期復旧を行う観点から必要性が高まっている。 一方、東北6県の企業におけるBCP策定状況は、全国平均と比較して低いのが現状(注)。そこで今回、東北電力では、法人顧客のBCP対策を支援するため、提携企業と共に「BCP(事業継続計画)関連支援サービス」を提供することで、企業の事業継続に貢献する。 東北電力ではBCPに関する顧客のニーズを把握し、その上で、同社企業グループが災害発生時等の早期復旧を可能とする電気・空調設備や通信サービスに関する提案を行うなど、ハード面からBCP対策を支援する。一方、損保ジャパン日本興亜とSOMPOリスクでは、BCPの策定に向けたコンサルティングを提供。事業継続のためのリスク評価や分析を行うなど、ソフト面から実効性のあるBCP策定に向けた支援を行う。 今回、損保ジャパン日本興亜が東北6県および新潟県に持つ広い営業網と、SOMPOリスクが持つBCP関連サービスを活用して、東北電力の法人顧客へのサービスの付加価値を高めることを提案し、これらのサービス提供に至った。 今後、損保ジャパン日本興亜とSOMPOリスクでは、東北電力と連携して東北6県および新潟県における企業のBCP対策を支援していくとともに、顧客のニーズに応じてサービスを拡充していく予定。 (注)帝国データバンク「BCPに対する東北6県企業の意識調査」(2018年7月13日)より。