2019.03.19 損保ジャパン日本興亜・Mysurance 「贈るほけん 地震のおまもり」提供 LINEで保険おくる新サービス 購入から受取までLINEで完結

 損保ジャパン日本興亜とLINE Financial㈱が共同開発した「LINEほけん」において、3月11日から、LINEのトーク上で保険がおくれる「贈るほけん 地震のおまもり」の提供を開始した。同商品は、災害に備えて自ら検討して加入する従来の保険とは異なり、LINEのトーク上でメッセージカードと一緒に、購入した保険商品を家族や友人などにおくることができる新しい保険加入の仕組み。LINE Financialとの業務提携に基づき、損保ジャパン日本興亜の子会社で少額短期保険業を営むMysuranceが引受・提供を行う。【2面に関連記事】

 「贈るほけん」は“大切な人を想う気持ちと一緒に、保険を贈る”をコンセプトとして、LINEのトーク上でメッセージカードと一緒に保険がおくれる新たな保険サービス。その第1弾商品である「贈るほけん 地震のおまもり」では、安全意識を高め、大切な人に万が一が起きないように祈り、お守りを贈るように保険をおくるという新しい体験を提供する。受け取った人は、「LINEほけん」のユーザー登録を完了している場合、最短約60秒で加入することができる。
 被保険者が設定した保険期間中に、自宅地域で震度6弱以上の地震が観測されると、LINEほけんからLINE上で保険金請求対象の通知メッセージが対象の被保険者に配信される。被保険者は、家財が壊れた場合や緊急的に飲料などを購入した場合、LINEで被害の申告を行うと、保険金1万円が「LINE Pay」アカウントに付与される。
 保険期間は1年。保険料は全国一律500円。全国のどの地域に居住する被保険者にもおくることが可能。
 LINE上で保険の購入から加入・保険金の請求・受け取りまでをワンストップで完結できるのは業界初となる。
 「LINEほけん」は、普段のコミュニケーションや何気ない生活の中に溶け込むような、人と保険の距離をもっと身近にする新しい保険のかたちを目指している。損保ジャパン日本興亜とLINE Financialでは、今回、東日本大震災をきっかけに生まれたコミュニケーションアプリであるLINE上で展開する「LINEほけん」が提供する新しい価値として、“LINEならではのコミュニケーション機能を活用した新たな保険の加入体験”と“地震リスクに関する新たな補償”を、InsurTechにより実現し、多くのユーザーに届けたいとの思いから、同商品の開発に至ったとしている。
 なお、LINE FinancialとMysuranceでは、3月11日~4月30日までの同保険の契約件数に応じた額(1件につき両社合計で500円、上限1万件分)を、日本財団による大規模災害緊急支援のための「災害復興支援特別基金」に寄付する。