2019.03.20 ダイレクト自動車保険 18年度第3四半期決算 元受正味保険料 順調な伸び 6社が前年同期比プラスに

 ダイレクト自動車保険8社(ソニー損保、アクサ損保、チューリッヒ保険、セゾン自動車火災、SBI損保、三井ダイレクト損保、イーデザイン損保、そんぽ24)が発表した2018年度第3四半期決算によると、8社の自動車保険の元受正味保険料などの合計は前年同期比3.4%増の2586億円となった。6社が前年同期実績を上回った。

 ソニー損保は自動車保険の元受正味保険料が前年同期比5.1%増の771億円と引き続き好調を維持している。主力商品である自動車保険で保有契約件数が伸びた結果、全体の正味収入保険料は前年同期から4.5%増加し、846億円となった。
 アクサ損保の自動車保険の元受正味保険料は同0.9%増の383億円だった。主力商品の自動車保険収入保険料が順調な伸びを示し、増収増益を達成。今後も堅固な収益力を基盤として、顧客への強固な支払い余力(ソルベンシー・マージン)を維持するとともに、改革に必要な投資を行っていくことにしている。
 チューリッヒ保険の自動車保険の元受正味保険料は同5.3%増の306億円と堅調に推移した。新規契約、継続契約ともに好調を維持している。成長戦略は、ほぼ計画に沿って進捗(しんちょく)しており、傷害保険および自動車保険において元受保険料が増収した結果、18年度の収入保険料は前年度から4.9%増加し、685億円となった。
 セゾン自動車火災の自動車保険の元受正味保険料は、前年同期比9.9%増の298億円と順調に伸びている。
 SBI損保は自動車保険の元受正味保険料が同6.9%増の272億円だった。ネット通販損保の特性を生かし、競争力のある保険料体系等を強みとして、顧客基盤の拡大に努めたことを主因としている。
 三井ダイレクト損保の自動車保険の元受正味保険料は同2.8%減の264億円とと前年同期実績を下回った。
 イーデザイン損保は自動車保険の正味収入保険料が同6.4%増の221億円と堅調に推移した。
 そんぽ24の自動車保険の元受正味保険料は同22.5%減の71億円だった。
 なお、アメリカンホームは、16年4月1日から新規保険契約の販売活動を終了している。