2018.12.17 ダイレクト自動車保険 19年3月期第2四半期決算 元受正味保険料 堅調に推移 5社が前年同期比プラスに

 ダイレクト自動車保険8社(ソニー損保、アクサ損保、セゾン自動車火災、チューリッヒ保険、SBI損保、三井ダイレクト損保、イーデザイン損保、そんぽ24)が発表した2019年3月期第2四半期決算によると、8社の自動車保険の元受正味保険料などの合計は前年同期比3.9%増の1747億円となった。5社が前年同期実績を上回り、堅調に推移した。

 ソニー損保は自動車保険の元受正味保険料が同5.8%増の514億円と引き続き好調を維持している。主力商品である自動車保険で保有契約件数が伸びた結果、全体の正味収入保険料は同5.1%増の565億円となった。
 アクサ損保の自動車保険の元受正味保険料は同0.4%減の257億円となった。主力商品の自動車保険収入保険料が回復基調を示し、増益を達成。今後も堅固な収益力を基盤として、顧客への強固な支払い余力(ソルベンシー・マージン)を維持するとともに、改革に必要な投資を行っていくことにしている。
 セゾン自動車火災の自動車保険の元受正味保険料は、同10.4%増の211億円と2桁の伸びを示した。
 チューリッヒ保険の自動車保険の元受正味保険料は同6.8%増の205億円で、純新規契約、継続契約共に好調を維持している。成長戦略は、ほぼ計画に沿って進捗(しんちょく)しており、自動車保険および傷害保険で元受保険料が増収した結果、18年度の全体の収入保険料は前年度より7.7%増加し、459億円となった。
 SBI損保は自動車保険の元受正味保険料が同7.0%増の183億円だった。ネット通販損保の特性を生かし、競争力のある保険料体系等を強みとして、顧客基盤の拡大に努めたことを主因としている。
 三井ダイレクト損保の自動車保険の元受正味保険料は同2.2%減の180億円と前年同期実績を下回った。
 イーデザイン損保は自動車保険の正味収入保険料が同3.6%増の142億円と堅調に推移した。
 そんぽ24の自動車保険の元受正味保険料は同9.0%減の55億円だった。
 なお、アメリカンホームは、16年4月1日から新規保険契約の販売活動を終了している。