2017.08.04 損保協会集計 2016年度損害保険代理店統計、代理店実在数19万6千店に
損保協会はこのほど、日本に損害保険代理店を持つ国内保険会社28社と外国保険会社12社の2016年度末における代理店実在数や募集従事者数などを取りまとめ、発表した。それによると、代理店実在数は19万6043店で、前年度末に比べ6105店(3.0%)減少した。一方、募集従事者数は206万4265人で、同4522人(0.2%)増加した。
募集形態別元受正味保険料の割合では、代理店扱は全体の91.6%を占め、直扱(通信販売など)は7.9%、保険仲立人(保険ブローカー)扱は0.5%となった。代理店扱の割合は14年度91.4%から15年度に91.7%と0.3ポイント上昇したが、16年度は前年度比0.1ポイント下がった。一方、直扱はこれと逆に14年度8.1%から15年度は7.8%に低下したが、16年度は前年度比0.1ポイントの上昇となった。
なお、この間、保険仲立人扱の割合は増減がない。
代理店の形態別構成比は、専業18.8%(3万6778店)に対し副業81.2%(15万9265店)、法人54.6%(10万7104店)に対し個人45.4%(8万8939店)、専属75.9%(14万8789店)に対し乗合24.1%(4万7254店)だった。
保険募集チャネル別代理店数の構成比は、自動車関連業(自動車販売店、自動車整備工場)の代理店が50.1%、保険商品販売を専門に行う専業代理店が20.8%、不動産業(賃貸住宅取扱会社、住宅販売会社)の代理店が11.8%だった。
一方、都道府県別に代理店実在数を比較すると、全ての都道府県で減少を示した。全国で代理店実在数が最も多いのは2万5318店の東京都で、前年度から832店減少した。
新設代理店は1万2299店で、前年度から1896店減少、廃止代理店は1万8404店で、同1367店増加した。