ＳＯＭＰＯホールディングスのグループ会社「日本財産保険（香港）有限公司」（ＳＯＭＰＯ〈香港〉）は７月１日、香港居住の訪日旅行者を対象とするインターネット完結型海外旅行保険の販売を開始した。
　日本を訪れる外国人旅行者は年々増加しており、２０１６年には２４０３万人に達した。そのうち、香港からの訪日外国人旅行者数は、中国・韓国・台湾に次ぐ第４位の規模で１８３万人。今後もますます増加していくものと見込まれている。
　ＳＯＭＰＯ（香港）は、訪日外国人旅行者の滞在中における言語や文化の違いによるトラブル等を回避し、けがや病気の際にスムーズな医療サービスを提供するため、一般社団法人Ｍｅｄｉｃａｌ　Ｅｘｃｅｌｌｅｎｃｅ　Ｊａｐａｎが認定する医療渡航支援企業である日本エマージェンシーアシスタンス株式会社と提携、入院・通院手続や通訳、現金盗難時の小口現金の手配などを行う。また、レンタカー等で利用できる割引サービスも併せて提供。訪日外国人旅行者が、日本渡航時に一層の安心と利便性、楽しさを感じられるような総合サービスの提供を目指す。
　契約者は個人の訪日旅行者で、訪日旅行中に病気やけがで病院での治療が必要となった場合に、その治療費を支払う。また、携行品損害や航空機遅延、個人賠償責任の補償なども充実させた。
　また、病気やけがを被った際の病院手配・キャッシュレスサービス、医療通訳サービス、現金盗難時の小口現金手配サービスなども、無料で利用できる。
　その他、レンタカー、Ｗｉ―Ｆｉレンタル、ショッピングなどで利用できる割引クーポンを、協力企業から提供する。
　保険料例は、７日間の旅行で９０香港ドル（約１２８２円、１香港ドル＝１４．２４円換算）。
　ＳＯＭＰＯ（香港）では、今回新たに訪日旅行者専用の海外旅行保険を販売し、特に充実したサービスを提供することで、さらなる訪日旅行者の増加を後押しするとともに、顧客への安心・安全・健康に資する最高品質のサービスを提供していきたいとしている。