2016.11.22 SOMPOリスケアとエルテス、ネット炎上対策商品を開発

 SOMPOリスケアマネジメントと、リスク検知に特化したビッグデータ解析によるソリューションを手掛ける㈱エルテスは12月1日から、ネット監視サービスに緊急対応機能をセットした「ネット炎上対策パッケージ」の提供を開始する。同パッケージでは、損保ジャパン日本興亜の損害保険を活用し、エルテスの緊急対応費用を補償する。SOMPOリスケア、エルテス、損保ジャパン日本興亜の3社は、同パッケージ拡販に向けた共同セミナーの開催など、営業面で連携していくとしている。
 同パッケージでは、エルテスが提供する24時間365日体制の「Webリスクモニタリング」サービスの利用を基本に、ネット炎上などが発生した場合の緊急対応機能として、炎上分析リポートや緊急時情報発信コンサルティング、ウェブ危機対応コンサルティングなどを行う「ネット炎上対応サービス」(エルテス提供)と、緊急時メディア対応コンサルティングや緊急記者会見支援などを行う「緊急時マスコミ対応支援サービス」(SOMPOリスケア提供)をセットにして提供する。
 甚大なリカバリー費用が発生するような大規模な炎上の場合、緊急対応のサービス費用の90%を補償することで、費用を大幅に圧縮できる。サービスの提供価格は月額35万円(税抜き)から。
 昨今、ネット炎上の件数が増え続けている。企業や各種団体にとって炎上対策は大きな課題となっており、ネット監視体制を整備・強化する企業などが増加している。一方で、一部の大規模な炎上では、ネガティブな投稿を察知しても適切な緊急対応が取れずに被害が拡大し続け、株価にまで影響を与えている。
 このような場合、炎上がどの程度拡大するか予測することは困難を極め、長期間にわたって多額のリカバリー費用が掛かる可能性がある。SOMPOリスケアとエルテスでは、このような状況を背景に同パッケージを開発したとしている。