2024.03.05 住友生命グループ 23年度第3四半期決算 新契約年換算保険料15%増

住友生命が2月14日に発表した2023年度第3四半期決算によると、住友生命グループ連結の経常収益は前年同期比3.1%減の3兆1910億円で、保険料等収入は同2.0%増の2兆150億円となった。新契約年換算保険料は同15.1%増の2689億円で、グループ基礎利益は同10.7%増の1826億円となった。親会社に帰属する四半期純剰余は同65.9%減の369億円だった。

住友生命グループの新契約年換算保険料は、前記の通り前年同期比15.1%増の2689億円で、会社別には住友生命が同0.6%減の851億円、メディケア生命が同12.7%増の148億円、海外事業のシメトラが同25.4%増の1689億円を計上した。住友生命の新契約年換算保険料のうち個人保険は同14.0%減の581億円、個人年金保険は同49.6%増の270億円で、第三分野は同7.4%減の232億円だった。
グループの保有契約年換算保険料は、前年度末比5.6%増の3兆2131億円で、会社別には住友生命が同0.2%増の2兆2648億円、メディケア生命が同12.6%増の962億円、シメトラが同22.2%増の8520億円を計上した。住友生命の保有契約年換算保険料のうち個人保険は同0.2%減の1兆4793億円、個人年金保険は同1.1%増の7854億円で、第三分野は同0.4%増の5630億円だった。
グループ連結の保険料等収入は、前記の通り前年同期比2.0%増の2兆150億円で、会社別には、住友生命が同1.4%減の1兆6605億円、メディケア生命が同32.9%増の909億円、シメトラが同18.7%増の2632億円。
グループの資産運用収益は、前年同期比10.4%減の1兆1080億円だった。経常費用は同3.8%減の3兆1096億円で、このうち保険金等支払金は同4.6%増の1兆6938億円、責任準備金等繰入額は同11.2%増の5349億円、資産運用費用は同43.6%減の3620億円、事業費は同6.9%増の3846億円。以上の結果、グループの経常利益は同31.0%増の814億円、親会社に帰属する四半期純剰余は前記の通り同同65.9%減の369億円となった。
なお、住友生命グループの基礎利益は、前記の通り前年同期比10.7%増の1826億円。そのうち住友生命は同1.2%増の1478億円。メディケア生命は48億円(前年同期実績は▲273億円)、シメトラ他は同31.3%減の361億円となった。
グループ連結の総資産は、前年度末比7.5%増の45兆8536億円で、連結ソルベンシー・マージン比率は同96.4ポイント低下し582.6%となっている。
住友生命単体の経常利益は前年同期比110.1%増の972億円で、四半期純剰余は同47.5%減の534億円だった。総資産は前年度末比5.2%増の37兆1348億円で、実質純資産額は同1.5%増の4兆5697億円、ソルベンシー・マージン比率は同89.3ポイント低下し723.5%となっている。