三井住友海上あいおい生命は３月２日から、＆ＬＩＦＥシリーズの新商品「＆ＬＩＦＥ介護保険Ｃ（ケア）セレクト」（正式名称：介護・認知症選択型保障保険（無解約返戻金型））の販売を開始する。主契約は保障範囲や保険金の受け取り方法に応じて五つの型から選択可能で、特則を付加することにより軽度介護、軽度認知障害、重度介護・死亡にも備えることができる。また、ヘルスケアサービス「ＭＳＡケア」における介護・認知症領域のラインアップも拡充し、保障とサービスを一体で提供することで介護・認知症の予防・早期発見から介護生活までをトータルでサポートする。

「＆ＬＩＦＥ介護保険Ｃセレクト」の主契約は、公的介護保険制度の要介護１以上が保障対象で保険金支払い方法が一時金払いの「介護一時金Ⅰ型」、同じく年金払いの「介護年金Ⅰ型」、要介護２以上が保障対象で保険金支払い方法が一時金払いの「介護一時金Ⅱ型」、同じく年金払いの「介護年金Ⅱ型」、器質性認知症と診断された場合に一時金を支払う「認知症診断一時金型」の五つから選択できる。
「介護一時金Ⅰ型」「介護年金Ⅰ型」「介護一時金Ⅱ型」「介護年金Ⅱ型」では、公的介護保険制度による基準に加え自社基準による支払いも可能となっており、満６５歳以下の被保険者について約款所定の日常生活介護状態が１８０日以上継続していることが医師によって診断確定された場合も支払い対象となる。
これら四つの型には公的介護保険制度の要支援１以上に該当した場合に一時金を支払う「軽度介護一時金給付特則」が付加可能で、また、「認知症診断一時金型」には約款所定の軽度認知障害と医師によって診断確定された場合に一時金を支払う「軽度認知障害診断一時金給付特則」が付加できる。
さらに、被保険者が重度介護保険金の支払事由に該当したときに死亡保険金の全部または一部を一時金として支払う「重度介護前払機能付死亡保障特則」が全ての型に付加できる他、がんと診断された場合や心疾患・脳血管疾患で入院した場合に保険料の払い込みが免除となる「新保険料払込免除特約」、所定の要件を満たす場合に「新収入保障保険」から告知なしで移行できる「他の保険契約からの移行に関する特約（特定生命保険契約用）」も付加可能となる。
この他にも、「介護年金Ⅰ型」「介護年金Ⅱ型」の保険金支払い方法が終身年金の場合は要介護状態から回復しても生存している限り支払いが継続するなど保障の充実を図っている。
また、ヘルスケアサービス「ＭＳＡケア」の介護・認知症領域に新たに１３種類のサービスを追加。保障とサービスを一体で提供することで介護・認知症の予防・早期発見から介護生活までトータルでサポートする。
なお、商品名には、①将来にわたってお客さまを永くサポートしていく（＝＆ＬＩＦＥ）②お客さまの不安を安心に変える手助けをする（＝ケア）③幅広い選択肢により必要な保障を選んでいただける商品性（＝セレクト）―の三つのメッセージが込められており、医療保険・がん保険と共通の名称を使用することでブランド力の強化を図っている。
保険料例（月払（口座振替・クレジットカード扱）、保険期間・保険料払込期間終身、新保険料払込免除特約あり）は、「介護一時金Ⅰ型」で要介護１一時金額３００万円の場合、３０歳男性が２９７０円、同女性が３３００円、「介護年金Ⅰ型」で要介護１年金額６０万円の場合、３０歳男性が終身年金で５３８８円、５年確定年金で２９５８円、同女性が終身年金で９０７８円、５年確定年金で３２３４円、「認知症診断一時金型」で認知症診断一時金額３００万円の場合、３０歳男性が２８２０円、同女性が３２７０円となる。
特則保険料例（同条件）は、「軽度介護一時金給付特則」で軽度介護一時金額１０万円の場合、３０歳男性が１２０円、同女性が１３０円、「軽度認知障害診断一時金給付特則」で軽度認知障害診断一時金額１０万円の場合、３０歳男性が１３０円、同女性が１４０円。「重度介護前払機能付死亡保障特則」の保険料は主契約の型によって異なるが、３０歳では全ての型で同料金となり、死亡保険金額５０万円の場合、男性が５４５円、女性が４７５円となる。
同社は、社会課題の解決に貢献し顧客のライフステージに柔軟に対応する先進的な商品・サービスを提供していくことを基本戦略としており、これまでにも働けなくなるリスクへの保障を強化した「＆ＬＩＦＥ新総合収入保障」や、入院の短期化といった医療環境の変化に対応した「＆ＬＩＦＥ医療保険Ａセレクト」などを開発・提供してきた。
今回、要介護・要支援認定者の増加や介護・認知症に伴う経済的・肉体的・精神的負担増などの社会問題を背景に、人生１００年時代の社会課題解決に貢献するため、多くの人が不安に感じている介護リスクを保障する「＆ＬＩＦＥ介護保険Ｃセレクト」を開発。顧客の人生に寄り添った商品・サービスの一体提供を通じて健やかな未来づくりを支援するとしている。