2023.06.20 プルデンシャルHD 22年度末決算、基礎利益29%増2212億円に

プルデンシャル・ホールディング・オブ・ジャパン(プルデンシャルHD)は5月23日、プルデンシャル・グループ4社(プルデンシャルHD、プルデンシャル生命、ジブラルタ生命、PGF生命)の2022年度決算を発表した。それによると、連結経常収益は前期比25.5%増の4兆2963億円、連結保険料等収入は同41.0%増の3兆2554億円だった。親会社株主に帰属する当期純利益は同32.5%減の917億円。

グループの総資産は前年度末比0.2%増の18兆3188億円、連結ソルベンシー・マージン比率は前年度末差12.5ポイント低下し898.6%だった。生命保険会社3社(プルデンシャル生命、ジブラルタ生命、PGF生命)合算の基礎利益は、前期比29.2%増の2212億円だった。生保3社合算の新契約の状況(個人保険+個人年金保険合計)を見ると、新契約年換算保険料は同11.5%増加し1410億円だった。新契約高は同2.1%減の5兆7725億円だった。保有契約年換算保険料は前年度末比1.3%増の1兆9989億円だった。保有契約高は同0.2%増の86兆7772億円。
個社ごとの業績を見ると、プルデンシャル生命の保険料等収入は前期比35.0%増の1兆4330億円、基礎利益は同20.0%減の315億円、当期純利益は同55.3%減の148億円だった。新契約年換算保険料は同2.1%減の661億円、このうち医療保障・生前給付保障等は同18.7%増の43億円だった。保有契約年換算保険料は前年度末比3.0%増の8316億円、このうち医療保障・生前給付保障等は同1.2%減の782億円だった。
ジブラルタ生命の保険料等収入は前期比11.0%減の8794億円、基礎利益は同33.3%増の1605億円、当期純利益は同38.8%減の594億円だった。新契約年換算保険料は同21.4%減の358億円、このうち医療保障・生前給付保障等は同15.7%減の101億円。保有契約年換算保険料は前年度末比2.3%減の8868億円、このうち医療保障・生前給付保障等は同1.1%増の2413億円だった。
PGF生命の保険料等収入は前期比179.1%増の1兆2428億円、基礎利益は同157.6%増の291億円、当期純利益は同150.8%増の222億円だった。新契約年換算保険料は同194.3%増の390億円、このうち医療保障・生前給付保障等は同8.9%増の7億円。保有契約年換算保険料は前年度末比9.1%増の2804億円、このうち医療保障・生前給付保障等は同10.2%増の62億円だった。