2022.12.16 ダイレクト自動車保険 22年度第2四半期決算、元受正味保険料は3%増

ダイレクト自動車保険7社(ソニー損保、セゾン自動車火災、アクサ損保、チューリッヒ保険、SBI損保、三井ダイレクト損保、イーデザイン損保)が発表した2022年度第2四半期決算によると、7社の自動車保険の元受正味保険料等の合計は前年同期比3.1%増の2100億円と前年同期実績を上回った。7社中5社が前年同期比で増収となった。

ソニー損保の自動車保険は、契約件数が堅調に伸長し元受正味保険料は前年同期比3.9%増の645億円だった。同社全体の正味収入保険料は同4.9%増の728億円、経常収益は同4.9%増の735億円となった。経常利益は同48.1%減の33億円で、中間純利益は同48.4%減の23億円となっている。
セゾン自動車火災の自動車保険の元受正味保険料は同12.0%増の351億円だった。同社全体の正味収入保険料は同10.6%増の365億円、経常利益は同3億円減益の▲10億円、中間純利益は同8700万円減益の▲8億円となっている。
アクサ損保の自動車保険の元受正味保険料は同3.2%増の282億円と前期実績を上回った。同社全体の正味収入保険料は同2.6%増の291億円、経常利益は同36.4%増の42億円、中間純利益は同34.9%増の30億円となっている。
チューリッヒ保険の自動車保険の元受正味保険料は新規契約、継続契約ともに安定的に推移し同3.7%増の269億円と伸展した。同社の収入保険料(合計)は同5.0%増の571億円となった。経常利益は同54.3%増の47億円。当期純利益は同49.2%増の42億円だった。
SBI損保の自動車保険の元受正味保険料は同1.4%増の230億円となった。競争環境が厳しさを増し顧客の節約志向の高まりも強い中にあって、前期に引き続きマーケティング施策の精緻化と強化に努め、また、9月始期以降の契約にはインターネット割引を拡大するなど商品改定を実施したことも寄与し堅調に推移した。
三井ダイレクト損保の自動車保険の元受正味保険料は同2.5%減の169億円だった。
イーデザイン損保の自動車保険の正味収入保険料は同9.7%減の152億円だった。