2022.03.16 オリックス生命 三大疾病保障強化した医療保険発売、終身保険特約新設し死亡リスクにも対応

オリックス生命は、「医療保険CURE Next(キュア・ネクスト)」「医療保険CURE Lady Next(キュア・レディ・ネクスト)」(正式名称:無配当無解約払戻金型医療保険(2022))(以下、「キュア・ネクスト」)を4月2日から発売する。これまでの医療主力商品「医療保険新CURE」「医療保険新CURE Lady」の「シンプルで分かりやすいこと、合理的な保障を手頃な価格で提供すること」という商品のコンセプトを継承しつつ、三大疾病の保障をさらに手厚くし、また、終身保険特約を新設し、万一の保障に備えることも可能にした。

 新商品「キュア・ネクスト」では、主契約で「特定三疾病保険料払込免除特則」(CURE Next)を新設する。保険料払込免除の対象となる事由で、「がん」ではこれまでの悪性新生物に加え、「がん責任開始日以降に、はじめて悪性新生物・上皮内新生物と診断確定されたとき」と「上皮内新生物」を追加した。「心疾患」については、「急性心筋梗塞で60日以上労働制限を必要とする状態が継続したときまたは手術を受けたとき」だったものを、「急性心筋梗塞で入院または手術を受けたとき」と「心疾患(急性心筋梗塞を除く)で10日以上の継続入院または手術を受けたとき」を対象にするようにした。また、「脳血管疾患」については、これまで「脳卒中で60日以上、言語障害、麻痺などの後遺症が継続したとき、または手術を受けたとき」だったものを、「脳卒中による入院または手術をうけたとき」と「脳血管疾患(脳卒中を除く)で10日以上継続入院または、手術を受けたとき」を対象にするようにした。
 さらに「特定三疾病一時金特約」を新設。支払い事由に心疾患、脳血管疾患を追加し、「特定三疾病保険料払込免除特則」と保証範囲を揃えた(「がん」の2回目以降は「がんの治療を目的として入院を開始したとき」)。一時金は1年に1回を限度に何度でも支払い可能で、受取回数は無制限となる。
 また、一つの商品で医療と死亡のリスクに備えられるように、新たに「終身保険特約(無解約返戻金型)」を追加した。保険金額は、給付金日額の50~450倍で、最高保険金額は500万円となる。一生涯の死亡保障なので、葬儀代などの整理資金の準備が可能となる。
 その他、保険料払込期間について、若年、中年層の短期払の選択肢を増やすことを目的に払込期間に「20年」「30年」も追加された。
 保険料例は、入院給付金日額5000円、60日型(三大疾病無制限型)、先進医療特約付加、入院一時金特約10万円、特定三疾病一時金特約50万円、特定三疾病保険料払込免除特則(以下、P免)あり、終身払で、20歳男性が2707円、同女性が3255円、30歳男性が3856円、同女性が4240円、40歳男性が5732円、同女性が5104円、50歳男性が9192円、同女性が6926円、60歳男性が1万4503円、同女性が9855円、70歳男性が2万2528円、同女性が1万5288円。
 入院給付金日額5000円、60日型(三大疾病無制限型)、先進医療特約付加、終身保険特約100万円(日額200倍)、P免あり、終身払で、20歳男性が1852円、同女性が2095円、30歳男性が2586円、同女性が2755円、40歳男性が3727円、同女性が3404円、50歳男性が5997円、同女性が4851円、60歳男性が9818円、同女性が7265円、70歳男性が1万7318円、同女性が1万2518円。
 同社は、「シンプルでわかりやすい」「手頃な保険料」というコンセプトを継続し、人生100年時代が到来し顧客のライフスタイルや価値観が多様化していることから、時代のトレンドと顧客ニーズに応えるため、商品のアップグレードを通じて今後も「キュアブランド」を強化していくとしている。