2017.10.06 三井住友海上あいおい生命「&LIFE」 収入保障新商品が好調
三井住友海上あいおい生命が4月に販売を開始した「&LIFE新総合収入保障」はパンフ=が急伸している。8月末時点の販売件数は前年同期比215%を記録。特に、従来商品に就労不能状態への保障を新たに追加した「&LIFE新総合収入保障(Ⅲ型)」の人気が高く収入保障系商品の9割近くを占める。多様なチャネルで実績を押し上げており、営業企画部販売企画グループ長の竹石博哉次長は、「目標としていた『前商品からの4割増』を大幅に上回る勢いで推移しており、さらに伸ばしたい」としている。
同社では、共働き世帯の増加や女性の社会進出伸展等に伴う「世帯構成・世帯収入構造の変化」、また「働けなくなるリスクに対する意識の高まり」等を背景に、「死亡・高度障害保障や従来商品でも好評だった障害・介護保障」に加え、就労不能も保障するタイプ(Ⅲ型)を追加した他、保険料払込免除の保障範囲を拡充した特約を投入。「就労不能」という新しいリスクに対し、充実の備えを提供している。
商品部商品販売支援グループ長の坂島利弥次長は、「働けなくなるリスクの保障範囲・内容を拡充した。悪性新生物(がん、注)と診断確定されたとき、心疾患・脳血管疾患で入院されたとき、保険料が払込免除になる特約や健康優良割引も喜ばれている。各種の調査や営業現場でのお客さまの声なども生かして開発した」と話す。また、主力の損保プロをはじめ、企業代理店・金融窓販・来店型ショップ・直販チャネル等、主要チャネル全てで前年の販売件数を上回っており、「幅広い顧客層に受け入れていただけそうだ」と手応えを感じている。
竹石氏は、「研修にも注力している。プロの講師による就労不能や介護リスクの各種セミナーを代理店向けに開催するなど、販売する募集人の使命感の醸成とコンサルティング力の向上を図る一方、お客さまへの各種冊子やチラシなど、ツールの充実を図っている」という。
さらに、女性社員によるプロジェクトチームを5月に立ち上げ、働けなくなるリスクがより身近になっている女性に向けたニーズ喚起用の新冊子もリリースの予定。「より幅広いお客さまのニーズに応えていきたい」と、さらなる拡販に意欲を見せている。
また、同社が取り組む「お客さまに医療情報をお伝えする活動」の一環で、4月に新設した健康情報発信サイト「からだケアナビ」は、月に2回、医療や健康に関する情報を提供しており、アクセス数も8月には1カ月間で11万件に迫る勢いで好評を得ている。
坂島氏は、「引き続き、万一のときや働けなくなったときの『収入減』には新総合収入保障、介護や入院で生じる『支出増』には新医療保険A(エース)プラスの二枚看板商品をセットで提案していきたい。女性の収入保障や就労不能保障へのニーズが拡大しているため女性への提案も強化する」としており、今後も多様化するニーズに対応するとともに、社会的課題への解決にも貢献していく方針だ。
(注)責任開始期前を含めて初めて悪性新生物(がん)にかかったと医師によって診断確定されたとき。上皮内がん、皮膚の悪性黒色腫以外の皮膚がんおよび責任開始日から90日以内に診断確定された乳がんを除く。