東京海上日動は６月１日から、コンビニエンスストアの店頭マルチメディア端末で自転車保険やゴルファー保険などを販売する。ローソンの「Ｌｏｐｐｉ」ではゴルファー保険と自転車保険、ミニストップの「ＭＩＮＩＳＴＯＰ　Ｌｏｐｐｉ」ではゴルファー保険と自賠責保険、自転車保険を販売。ゴルファー保険の店頭端末での販売はコンビニ業界初。

　ローソンでは「Ｌｏｐｐｉ」設置の全国の店舗約１万２０００店（４月末時点）で、ミニストップでは、全国の店舗約２２５５店（３月末時点、「ＭＩＮＩＳＴＯＰ　Ｌｏｐｐｉ」未設置の一部店舗を除く）で同時に販売開始。マルチメディア端末で、タッチパネル方式で必要情報を入力後、レジで保険料を支払うと手続きが完了する。
　ゴルファー保険は、保険料が１カ月１０００円、１４７０円の２タイプで、ゴルフに関わるリスクをまとめて補償する商品。自身のけが、第三者に対する賠償責任の他、ゴルフ用品の損害、ホールインワン・アルバトロス費用を補償する。賠償事故の補償は「無制限」。
　自転車保険は、自転車事故をはじめ、自転車運転中以外の交通事故等によるけがや日常生活上での賠償事故を補償。賠償事故の補償は「無制限」で、個人賠償責任補償の保険金額が「無制限」のプランのコンビニでの販売は業界初となる。
　自転車事故は５分に１件の割合（注１）で発生しており、近年、賠償額が高額になるケースがあることから、社会的関心が高まっている。全国の各自治体でも自転車保険加入義務化の流れが進んでいる。
　東京海上日動では、自転車の安全対策に備えたいという顧客からの要望も高まっていることを受け、両コンビニのマルチメディア端末で２４時間３６５日、申し込みが可能な自転車保険を提供することにした。
　なお、自賠責保険は、原動機付自転車および軽二輪自動車（検査対象外、注２）の自動車損害賠償責任保険。
　（注１）警察庁「平成２７年中の交通事故の発生状況」および「平成２７年における交通死亡事故の特徴について」）
　（注２）総排気量１２５㏄超２５０㏄以下の軽二輪車