2026.03.12 3メガ損保 25年度第3四半期決算 2社が再び修正利益予想引上げ

 3メガ損保各グループの2025年度第3四半期決算は、各社とも好調に推移し2社が修正利益の通期予想を上方修正した。(2面に3グループ各社とAIG損保の種目別保険料・保険金の一覧表を掲載)
 東京海上ホールディングスの連結正味収入保険料は、国内外でのレートアップ・引受拡大により前年同期比7%増の4兆1460億円と11月予想(5兆4300億円)に対して好調に推移。通期予想を1600億円引き上げ5兆5900億円に上方修正した。連結修正純利益は同64億円(0.7%)減の9845億円となったが、海外事業の堅調な保険引受や北米キャピタル損の減少、国内損保事業でのレートアップ効果の発現や国内自然災害の減少がけん引し、11月公表の通期予想1兆1100億円に対する進捗率は89%で順調に推移している。通期予想を政策株式売却の加速を踏まえ、11月予想から1200億円上方修正し1兆2300億円とした。
 MS&ADインシュアランスグループホールディングスの連結正味収入保険料は国内損保の増収、海外保険子会社の大幅増収により前年同期比7.5%増の3兆8404億円となった。国内損保主要2社(三井住友海上、あいおいニッセイ同和損保)の正味収入保険料は、自動車保険、火災保険の増収を主因に2社合算で同3.4%増の2兆4031億円となった。グループ修正利益は同1218億円増益の7557億円で通期予想に対する進捗率は99.4%。このうち国内損保事業はアーンド保険料の増加や国内火災の収益性改善に加え自然災害ロスの減少等により保険引受利益が増加したことを主因に同247億円増益の4576億円。
 SOMPOホールディングスのIFRS基準による保険収益は前年同期比3.6%増の3兆9862億円、保険サービス損益は同9.9%減の3899億円、金融損益は同6.9%減の3430億円、親会社の所有者に帰属する四半期利益は同6.6%増の5183億円となった。SOMPO P&Cの修正利益は、国内外の自然災害発生損の減少、国内損保の火災および新種保険のベース収支改善を主因に同1096億円増の3125億円だった。国内損保事業は火災保険・新種保険のベース収支改善、自然災害の減少影響により596億円の増益、海外保険事業は自然災害の減少影響、運用資産額の増加を主因とした資産運用利益の増益により499億円の増益だった。グループの修正連結利益はSOMPO P&Cの増益を主因に同47.2%増の3469億円を示した。通期業績予想を上方修正し、対11月予想+400億円の4800億円(過去最高益)に引き上げている。