2025.12.12 保険毎日新聞社【創刊80周年記念特集】 次の時代へつなぐ「創新継承」 技術と人が導く保険業界の未来像 激動の80年と保険の新潮流
2025年12月、本紙は1945年の創刊から80周年を迎えた。この節目にあたり、「過去の知恵や技術を土台にしながら、新しい価値を創造し、それを未来へとつなげる考え方」という意味を持つ「創新継承」をテーマに、保険業界の過去・現在・未来を多角的に捉えた特集号を企画した。本特集では、業界の第一線で活躍する方たちへのインタビュー、対談、未来を見据えた提言などを掲載する。次の時代への道筋を切り拓くための一助となる視座を提示したい。
戦後80年の保険業界
保険業界の戦後80年は、規制と制度改革を通じて大きな転換を重ねてきた。その歴史を振り返ると損保業界では、1947年の独占禁止法公布により戦前の料率協定制度が廃止され、48年には米国の「料率算出団体法」をモデルとした「損害保険料率算出団体に関する法律(料団法)」が制定され、損保料率の算定会制度が法定化された。さらに同年、生損保業界で横行する不正募集に対応するため「保険募集の取締に関する法律(募取法)」が異例のスピードで制定され、募集人登録や禁止行為の規定が整備された。加えて民間生保市場に「月掛保険」が開放され、契約増加に伴い女性外務員が誕生している。