2025.01.08 ダイレクト自動車保険 24年度第2四半期決算 元受正味保険料5.8%増
ダイレクト自動車保険7社(ソニー損保、SOMPOダイレクト、チューリッヒ保険、アクサ損保、SBI損保、三井ダイレクト損保、イーデザイン損保)が発表した2024年度第2四半期決算によると、7社の自動車保険の元受正味保険料等の合計は前年同期比5.8%増の2294億円と前年同期実績を上回った。7社中6社が前年同期比で増収となった。
ソニー損保の自動車保険の元受正味保険料は前年同期比10.6%増の742億円だった。同社全体の経常収益は同10.4%増の824億円で、正味収入保険料は同10.3%増の816億円となった。経常利益は同10.2%減の28億円で、中間純利益は同9.8%減の20億円となっている。
SOMPOダイレクトの自動車保険の元受正味保険料は前年同期比3.2%増の397億円だった。同社全体の正味収入保険料は同2.8%増の405億円、経常利益は同9億円減益の▲22億円、中間純利益は同6億円減益の▲17億円となっている。
チューリッヒ保険の自動車保険の元受正味保険料は、期中を通して新規契約・継続契約ともに好調を維持したことから前年同期比6.1%増の298億円と伸展した。同社の収入保険料(元受保険料と受再保険料から各々解約返戻金、その他返戻金を控除した金額)は同2.5%増の612億円となった。経常利益は同1.2%減の28億円。当期純利益は同68.9%減の19億円だった。
アクサ損保の自動車保険の元受正味保険料は同3.1%減の271億円だった。同社全体の正味収入保険料は同3.4%減の277億円、経常利益は同24.8%増の37億円、中間純利益は同22.6%増の26億円となっている。
SBI損保の自動車保険の元受正味保険料は同9.6%増の265億円となった。ブランドキャラクターの芦田愛菜さんが顧客視点でサービス・補償を訴求するテレビCMの出稿地域拡大や、テレビCMと連動したクリエイティブのデジタル広告の配信強化、法人向けダイレクト型自動車保険募集の浸透、UI/UX向上等の継続的改善取り組みなどにより新規契約が順調に増加した。同社の正味収入保険料は同11.0%増の195億円、経常利益は同10.3%増の14億円、中間純利益は同5.8%増の12億円となっている。
三井ダイレクト損保の自動車保険の元受正味保険料は同4.7%増の177億円だった。
イーデザイン損保の自動車保険の正味収入保険料は同1.5%増の141億円だった。